訳者解説で書いているように文章が原文に忠実?なせいかだいぶ意味がとりにくい。とはいえ、こんなもんだろうという気もする。訳者解説が骨子になっているが、17世紀の人の文章はこんなに持って回った言い方をしないといけないのかという気もする。ただ、このような言い回しがないとデカルトともいえず、それがないとこんなに長く再読される書物にはなっていなかっただろう。
しかし講談社学術文庫は硬派にいい本を出していて好感が持てる。同時に出版されたのがカントだし。絶版になっているいい本も多いので復刊も含め頑張っていただきたい。