ハルトムット・エスリンガーのレビュー一覧

  • デザインイノベーション

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    Frog Design のハルトムット•エスリンガー氏による一冊。デザイン主導の経営戦略が如何に重要で、有効なものであるのかを熱く語っている。半自伝的で彼のキャリアパスがよくわかる。工場のラインまで技術的に踏み込むコンサルティングは面白いと感じた。ただ「センス」というものを強く感じもした。

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    2011年07月18日
  • デザインイノベーション

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    この本は、クリエイティブデザイン・ファーム「フロッグデザイン」(frog design)の創始者ハルトムット・エスリンガーが著した経営戦略の本。

    フロッグデザインは1969年に工業デザイナーのハルトムット・エスリンガーによってドイツで創立されたデザインコンサルト会社。
    アップルのApple IIcの筐体のデザインや、Windows XPのロゴ、ルフトハンザ航空のデザインを手がけたことで有名です。

    タイトルから「デザインの本」という感じですが、デザインを通して経営やこれからのビジネス戦略にまで通じる、「ビジネス」に重点が置かれています。

    著者が冒頭に述べているように、
    「ビジネスにデザイン

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    2011年02月10日
  • デザインイノベーション

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    Buzzyなタイトルだと思ってスルーしていたけれど、ちゃんと読むとナカナカ示唆に富んでいた。

    すごいことをやれば、それを真似する人が出てくるでしょう

    第一の目標は、経済的に成功をおさめることだった(学生の身でフロッグデザインの前身を設立したとき)

    トップを狙っているハングリーなクライアントを見つける
    ビジネス意識を持ち、自分のためではなくクライアントのためになる仕事をする
    名を広めるーーわがままな芸術家としてではなく、ビジョンを描けるものとして
    その名声を会社の運転資本にする
    世界一のグローバルデザイン会社を築く
    常に最高の人材を求めるー従業員も、パートナーも、クライアントも

    私たちは

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    2010年11月04日
  • デザインイノベーション

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    アップル、SAP、マイクロソフト、ルフトハンザ航空、ディズニー、ルイビトンなど、デザインを重視し、イノベーションを起こしたグローバルブランドのデザインを手がけたフロッグ社H. Esslinger氏渾身の書。「ビジネス」「デザイン」に加えて「持続可能性」という、一見ばらばらにとられられがちな3つの軸をイノベーションの実践の主軸に捉えている点はこれまで少なくとも手にとった本には見当たらなく、非常に共感を呼んだ。

    このフロッグ社がグローバルデザインコンペを勝ち抜き、1984年に生まれたアップル社Macintosh SEをきっかけに、世界中で「デザイン」がビジネス戦略の要に位置付けられ、新しい文化

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    2010年08月16日
  • デザインイノベーション

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    『社会のごく一部から「文化的な指導者」と仰がれるだけの存在にはなりたくなかった』という著者の熱いメッセージ。理想の本質を追求する姿勢が刺激的。

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    2010年07月07日
  • デザインイノベーション

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    著者はAppleやソニーなどと重要な仕事をしてきた、世界的に有名な工業デザイナー。

    一言で言えば、タダモノではない。

    「世界をよりよくしたい」という思いと、「デザインを進歩の先導役にする」という思いが溢れている。

    その範囲は、単に製品デザインにとどまらず、会社経営からビジネスのあり方、世界のあり方まで。

    若干消化不良を起こすほどで、読み進めるのも少しだけ苦労した。

    著者の成功談の多さに押し付けがましさを感じるかもしれないが、失敗談には共感も持てる。

    ともかく、人間的な分厚さにやられる一冊。

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    2017年12月28日
  • デザインイノベーション

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    Appleの今のデザインの礎を作った、Frog Design のハルトムット•エスリンガー氏の著書、ドイツ生まれの彼が、見た目のデザインだけでなく、製造から流通経営に至るまで、すべてデザインすることが必要という考え方には共鳴します。今あるAppleの快進撃もジョブスが彼のアドバイスを受けたおかげですもんね。本当に共感できることばかりです。

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    2013年08月01日
  • デザインイノベーション

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    大きな成功を収めている企業やブランドの例を見ればわかるように、見た目を良くすることだけがデザインではありません。

    デザインとは、画期的なコンセプトを提案することによって、人々の生活を豊かにしようとするもの。より良い新製品やワクワクするような体験をデザインできればデザイン自体がブランドのシンボルになります。デザインとは本来、テクノロジーを人間的なものにする営みであり、人間の精神に訴える力を持っているのです。

    デザインは優れたビジネス戦略の一部であって芸術ではないのです。
    そして長続きするビジネスを築くためには、デザイナーとビジネスリーダーが協力するのことが大切。

    著者はアップルのデザイン言

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    2012年12月08日
  • デザインイノベーション

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    デザインは、世界を救うのか?

    デザイナーとしての著者が自身のキャリアをかけて、
    デザイン主導の戦略が持続可能なビジネスとして、
    世の中に貢献する術を提示している。

    著者の過去の事例や、スティーブ・ジョブズとの仕事に言及して、
    どのようにイノベーションが起こるのか、起こすのかが描かれている。

    著者の自伝であり、思想の表れである。
    トップデザイナーであり、経営者は世界を変えている。

    これから先の世界に対してどう関わったらいいのか。

    ということの大きなヒントになり得ると思う。

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    2010年09月09日
  • デザインイノベーション

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    著者のAppleでの仕事を中心に、高い目標を持ちそれを達成していくためにはどうすればいいかが記されています。決して個人主義ではなく、チームとして成果をあげる方法として参考になります。デザインに対する、日本の評価が高い部分は、日本としての今後のあり方も考えさせられます。デザインの装丁もとても綺麗で、本棚にあると映えるかも。

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    2010年06月05日
  • デザインイノベーション

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    デザインの力

    デザインを商品戦略の重要な要素として位置づける。
    それは単に外観上の問題だけではなく、商品のターゲットやコンセプトを最も表すための大きさ、機能性などを設計する。
    それは時に生産システムにまで及び、持続可能であり環境に配慮した製品作りをどのように推し進めるかという話になってくる。

    内容はかなり自社びいきのきらいがあるが、それだけ自分の会社を愛しているわけだし、あまり気にせず読んでいけばいいと思う。

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    2012年07月29日
  • デザインイノベーション

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    アプッル、ソニー、ルイ・ヴィトンなどでデザインを手がけた人が書いた本。デザイナーが、どうものづくりと関わるかという事が書かれている。デザイナー以外の人もデザイナーも読んでみると新しい視点が得られるかも。

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    2011年10月27日
  • デザインイノベーション

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    著者はアップルなどの有名ブランドのデザインを手がけたフロッグ社H. Esslinger氏。今まで自分が手がけてきたプロジェクトを解説しながら、ビジネスをデザインするためには何が必要かを書いている。分野ものづくりが中心。これからのものづくりの展望、期待が書かれている。メーカーに携わる方におすすめの一冊。

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    2010年08月29日