斉藤徹のレビュー一覧
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ソーシャルメディアが誘起した「ビジネスのパラダイムシフト」が企業を襲う。この本はソーシャルメディア使用の第一人者が書いた、時代変化の本質を捉え、豊富な事例解説と具体的な対応策を満載したものであります。
この本はソーシャルメディアを専門とする会社の経営者が書く「ソーシャルメディアを使ったパラダイムシフト」について描かれた書籍でございます。豊富な実例を用いて「これからも企業はこうあるべきだ」ということが書いてあって、時代の変換を感じさせるものでありました。
具体的なことを申し上げますと、
「ソーシャルメディアが社会にもたらす本質的な変化」
「企業と生活者との新しいコミュニケーションのカタチ」 -
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■ソーシャルシフト
1.あやゆる情報を共有できるソーシャルメディアの登場は次のようなパラダイムシフトに直面する。
A.企業やブランドは、不誠実な言動がないか監視される。
B.顧客の感情に訴えるメッセージやサービスが重要となる。
C.信頼関係を築けた顧客は、企業を支えるパートナーとなる。
D.大企業において組織の硬直化等、負の側面が目立ってくる。
2.生活者が企業のバリューチェーンに参加する。
3.昔のマーケティングは「製品が中心」だった。良いものを作れば売れる時代、どの様に製品を販売するかに力点が置かれていた。だが、これからのマーケティングは「人間が中心」だ。 -
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ネタバレ<メモ>
・課題の原因は地域ごとに異なり、解決リソースも地域事情に応じて調達するのが望ましいという考え方も理解できる=例えば厚労省の進める地域包括ケアの基本的な考え方は、地域の問題は地域リソースで解決する
・個別性が高く、スピード感を持って解決にあたるには苦しい。今後高齢社会にかかわる課題は、全国で起こる、もはや局所的な対応では間に合わない
・高齢者数の絶対的な増加は、潜在購買者数の増加にもつながる。潜在購買者増加すれば、量産化に伴う商品価格の低下や市場規模の拡大も期待できる。アジアや欧米諸国での市場開発も見込める
・単身高齢者や高齢夫婦の宅配弁当ニーズは、収入の多寡を問わず共通的に生まれる。 -
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ネタバレ業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち(斉藤徹)
■基本的なビジネスモデルやパターンを知っておくと、
「なぜそのビジネスがうまくいくのか」
「どんな考えや理論をもとにビジネスを展開しているのか」
というカラクリが見えてくる。
■イノベーションの2つの意味
①価値創造タイプ
・新市場開拓、旧市場破壊イノベーション
・ソニーのウォークマン
「外で気軽に歩きながら音楽を聴く」という新しい価値
②価格破壊タイプ
・ローエンド型 価格破壊イノベーション
・ユニクロ製品
「びっくりするような安価で服が買える」
■イノベーションの根源3タイプ
①プラットフォーム型
・需要と供給を「直接」つな -
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企業がどのようにソーシャルメディアとつきあっていくべきかを解説した書。豊富な事例解説が特徴となっている。
事例紹介の中で印象に残ったのはザッポス。
「最も有名な伝説は、母親を突然亡くしたため、プレゼント用に購入したシューズを返品したいと申し出た女性の話だ。電話を受けたコンタクトセンター社員は、悲しみにくれる彼女のもとに宅配業者(規約では顧客が集配所まで持っていく必要がある)を手配するとともに、翌日には手書きのメッセージカードを添えたお悔やみの花束を届けたのだ。感激のあまり号泣した彼女は、その感動をブログにつづり、それがネットを駆け巡ることになる。」
このような真摯な対応は心を打つが、実際問題と