青木冨貴子のレビュー一覧

  • ジョン・レノン 運命をたどる ヒーローはなぜ撃たれたのか

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    あのジョンレノンを殺した犯人に逢いに行って「なぜ殺したのか?」と、それを聞きたいがために40数年もの歳月を経て実現させた青木冨貴子という女性はいかなる人物なのか、と興味を唆られた。
    犯人のマークチャップマンは慢性妄想型統合失調症であった。妄想が妄想を生み、こうあらねばならぬと思い込み、思い込んだら突っ走る以外に道はない、そういう病氣であった。判決では20年以上の無期懲役が言い渡された。
    著者は、ジョンレノン、ヨーコオノ、マークチャップマン、グローリア洋子(チャップマンの妻)の4人の生き様を実に克明に描いておりジャーナリスト魂を感じさせる。その鋭敏な感性はドキュメンタリー映画を観るような一見サラ

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    2026年03月26日
  • 昭和天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領―

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    日本の戦後復興は、ドッジラインと対共産防衛圏化のレールに乗ったことで成し得たが、そのレジームを動かした原動力が、まさかの宮廷外交だったとは想像もしてなかった。とある日記と侮るなかれ。なぜマッカーサーはGHQを解任させられたのか?なぜ沖縄は返還されて北方四島はいまだ変換されないのか?これらの真因がさらっと書かれているからビックリ。

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    2026年03月02日
  • GHQと戦った女 沢田美喜(新潮文庫)

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    混血孤児を救うべくエリザベスサンダーホームを、創設した女性の生涯を描いたノンフィクション。もうひとつの占領史。

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    2021年05月24日
  • 昭和天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領―

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    ネタバレ

    パケナムという名前は、ウィロビー/キーナン/カーなどと並んで近現代史にしばしば出てくる。とにかく「うさんくさい外人」というイメージであったが、本書によりはじめて、戦後史に彼の果たした大きな役割が明らかになった。
    神戸に生まれ、名門貴族一族に連なる英国人で有りながら、実は明治日本人としての気質を色濃く持っていたパケナムは、吉田茂、マッカーサー経由でなく、別のルートから昭和天皇に然るべき情報を伝え、更に天皇のメッセージを米国の中枢にダイレクトに伝える貴重なパイプとして活躍した。結果戦後日本の方向は相当に変わったわけである。
    青木富貴子氏は、パケナムの真実を追い求めて、世界中を綿密に取材し、資料を集

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    2011年08月21日
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日

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    読んだ本 ライカでグッドバイ 清水富貴子 20250330

     パルコの古本市で見つけて手に取りました。ベトナムの戦場カメラマン沢田教一をノンフィクションで追ったもの。昔も読んだと思うけど、改めて。
     カメラが好きで、一時はアラーキー、森山泰三、ブレッソンに土門拳なんてのがアイドルで、一ノ瀬泰三や沢田教一なんかも好きで色々読んだり観たり。中でも一ノ瀬泰三を描いた「地雷を踏んだらさようなら」なんか邦画ベスト5に入りますね。
     この「ライカでグッドバイ」は、戦場カメラマンとしてはエリートって感じの沢田教一を掘り下げている訳だけど、やっぱり危険に身をさらす人間てのはどこか意固地なとこや名誉欲に駆られ

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    2025年04月06日
  • アローン・アゲイン―最愛の夫ピート・ハミルをなくして―

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    ピート・ハミルを妻が語った物語だが、有名な俳優さんが次々に出てくるのに驚いた.9/11の現場にいて、実際に起こったことを記述しているのが印象的だった.小生も例のビルは何度も見上げた記憶があるが、全くなくなってしまうとは.アメリカ人夫婦の日常が随所に出てくるが、日本のそれとは微妙に違うことがあるようだ.後半ではハミルが次々と病に取り付かれ、必死に介護する彼女の姿が何故か頼もしい感じだった.

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    2024年12月19日
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日

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    34歳で凶弾に倒れたカメラマン・沢田教一。関係者への取材により振り返ったノンフィクション。
    危険と背中合わせで際どいショットを狙いに行く戦場カメラマンという職業を描く。
    作品が評価されていくに従い、さらに前線に向かいたくなるその様子は、男のロマンでなく逆に弱さ、繊細さのようなものを感じてしまった。

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    2022年05月07日
  • 731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く―(新潮文庫)

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    石井メモノートは必見

    終戦間際から戦後に掛けての731部隊関係者の動向やアメリカ政府との免責交渉は興味深かった。
    石井隊長の故郷の加茂人脈や京大閥、朝鮮戦争での米軍の細菌戦疑惑はもう少しち密に解き明かして欲しかった。

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    2019年11月27日
  • 昭和天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領―

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    トマス・コンプトン・パケナム、終戦後の占領期に「ニューズウィーク」東京支局長を務めた一人の民間人。
    偶然に、彼が遺した日記を入手した著者は、コンプトン・パケナムが単なる特派員ではなく、宮内省の幹部(松平康昌)を通じて日本の皇室と繋がり、当時公職追放されていた鳩山一郎や岸信介といった後に首相となる大物政治家とも懇意の仲であったことを知ります。
    一方で、「ニューズウィーク」本社の外信部長の役にあったハリー・カーン(後にダグラス・グラマン事件において贈賄計画に関わったコンサルタントとして名前が挙がることになる人物)を通じてワシントンとも繋がり、トルーマン大統領の特使として訪日し、後にアイゼンハワー政

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    2019年01月06日
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日

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    ピュリツァー賞の沢田教一の生涯を描いた作品。
    強烈だった。
    こうありたいとはならないが、圧倒される生き方。

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    2018年03月21日
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日

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    ベトナム戦争を撮った「安全への逃避(Flee to Safety)」でピュリツァー賞を受賞し、34歳でカンボジアに散ったカメラマン・沢田教一の一生を、関係者への取材により振り返ったノンフィクション。1981年に出版され、1985年文庫化、2013年にちくま文庫で復刊された。著者の青木冨貴子は本作品でデビューし、その後ニューヨークでニューズウィーク日本版の編集長を務めたジャーナリスト。夫は映画「幸福の黄色いハンカチ」の原作を書いたコラムニストのピート・ハミル。
    沢田は、1936年に青森市に生まれ、東北のアメリカと呼ばれた三沢基地のカメラ店から、UPI通信社東京支局写真部を経て、ベトナム戦地へ「三

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    2016年01月11日
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日

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     ベトナム戦争の写真で名前は知っていた。後、不肖氏の著書でも。日本人屈指の戦場カメラマンの生涯を記録、取材した本。もとは30年近く前の初版。それが最近再文庫化された模様。あの有名な写真の家族にその後再会しているとは知らなかった。そしてベトナムからカンボジアへ向かい、そこで命を絶たれたことも。
     その後も何名ものカメラマン、ジャーナリストが戦地に散っている。しかし新たな挑戦に挑む者も続いている。恐怖しか思いつかない場に、表現できない魔の魅力があるとのこと。恐怖が先にたつ自分には不明の世界だが、撮像のインパクトは強烈である。それは見続けたい。

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    2014年04月07日
  • 昭和天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領―

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    『象徴』天皇による、確固たる意志だけではない、実効性を伴った戦後日本の政治工作を、丁寧に検証していて、興味深い内容でした。

    昭和天皇をフリーメーソンに入会させる動きがあったなんて、全く知りませんでした。

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    2012年04月21日
  • アローン・アゲイン―最愛の夫ピート・ハミルをなくして―

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    ピート・ハミルの妻である著者が、ピートとの出会いから看取りの日までを記す。

    最後までニューヨーカーという言葉が似あう人だったのだなあ。ご冥福を祈るとともに、アローン・アゲインとつぶやいてしまう著者に、元気を出してと伝えたくなる。

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    2024年04月21日
  • GHQと戦った女 沢田美喜(新潮文庫)

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    三菱財閥の末裔である沢田美喜という人物のノンフィクションです。
    岩崎家の栄枯盛衰などがからめて描かれていました。

    彼女自身の思いや
    混血児たちの ホームを作ってからの
    苦労などは 自身の著書にあるからなのか
    あまり描かれていないので
    いつか 本人の書いたものを読んでみたいと思いました。

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    2022年06月10日
  • GHQと戦った女 沢田美喜(新潮文庫)

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    岩崎弥太郎の孫であり、戦後日本に「エリザベス・サンダーズ・ホーム」という孤児院をひらいた沢田美喜。
    彼女の伝記かと思って読んでいたが、そんな易しい内容ではなかった。
    本書で明かされることはなかったが、実際には知られていない陰謀めいたことが裏ではあったのかもしれない。
    沢田美喜本人よりも、その周辺の人物や事情について多く書かれている。

    沢田美喜がなぜ孤児院をひらいたのか、その真意は分からないが、財閥の孫でコネクションや財力はあったにせよ、賞賛に値する素晴らしい行いだったと思う。

    本書を読んで、当時の事件に興味を持ったので、松本清張の「日本の黒い霧」を読んでみたいと思う。

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    2018年08月31日
  • ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日

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    ネタバレ

     学生時代はこの領域の本、映画はよく読み観たもの。開高健、近藤紘一、一ノ瀬泰造、映画は『地獄の黙示録』『ディア・ハンター』『キリング・フィールド』(『ランボー』もか?!)、大学3年の時はオリバー・ストーンの『プラトーン』が封切られゼミの教授とゼミ仲間と一緒に鑑賞しにいった。それらを通し当時の冷戦構造を端的に刺激的に知ることが出来た(理解できたかどうかは別として)。
     本書は復刊版を本屋で見つけて読んでみたが、初版は1981年。1985年に文庫化されるなど当時も目に触れる機会はあったと思うが、タイトルからスル―していたのかもしれない。学生の頃は”ライカ”に、なんの価値も見出していなかったし(そも

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    2017年04月21日
  • 昭和天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領―

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    昭和天皇、宮内府式部官長 松平康昌の皇室側が時の首相吉田茂やマッカーサーをバイパスして、『ニューズウィーク』東京支局長パケナムや外信部長ハリー・カーンを通じてワシントンと皇室外交を非公式に行っていた当時の様子を伝えている。巻末に参考文献がかなり列記してあったので、もう少し詳しい内容を期待していたのだが物足りなさを感じた。

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    2013年08月04日
  • 昭和天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領―

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    敗戦直後の数年間,昭和天皇が政治的に動いていたとの記述だが,パケナム自身が著者の克明な調査により経歴を偽っていたことが確認できたことから,彼自身の日記の信憑性も考えておく必要がある.でも,戦後の首相や要人とのつながりが日本の戦後史を変えていったことは否めない事実だと感じた.

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    2011年11月19日
  • 731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く―(新潮文庫)

    購入済み

    読む価値なし

    確信しました。「悪魔の飽食」で書かれていることは事実ではない。日本を貶めるためのプロタバンダです。根拠が定かでない物は信じてはいけません。この本も読む価値はありません。

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    2020年04月07日