渡辺あやのレビュー一覧

  • エルピス ―希望、あるいは災い―

    Posted by ブクログ

    久々に一気見したドラマで。
    シナリオやノベライズが出るなら買おうと思っていたので、嬉しかった。

    この作品で惹かれたのは、冤罪とメディアの関係の部分では、多分ない。
    もちろん、それも見たくなる要素ではあったけど。
    恵那と拓朗という人が、自分の中の真実や正義に忠実でいたい気持ちに反して、それを飲み込んだり、巧みにならざるを得ない姿と。
    そのことが、人の身体そのものを蝕むことに、妙に共感したからだった。

    「会食って、なんなんだろね。なんでみんな仕事の話と食事を一緒にしたがるんだろ。そもそもランチって会社員が唯一ひとりになれる時間なのにさあ……」

    第一話の恵那のセリフに、あらためてハッとする。
    仕事場での食事は、味わうための場ではない。
    でも、だから、食べられなくなった恵那が、拓朗と向かい合ったときに再び食べられるようになるシーンにも、感動した。

    「君はこんな小手先のテクなんかマスターしなくていいんだよ。普通に正しく生きてればいいの。いい人間になれば、勝手にいい声になるんだよ」

    第二話で、一番好きなセリフ。
    言葉ではなく。自分だけが持っている、声。
    普通に正しく生きる、が、この先の二人にとってはある種の呪いにもなるわけだが。

    生き方で、身体は変わる。声も変わる。

    こういう人の身体へのクローズアップが、本当に上手い作品だった。
    巻末の対談も、すごく良かった。

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    2023年02月04日
  • エルピス ―希望、あるいは災い―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シナリオって馴染みがないけど、食い入るようにドラマを観ていた身としては、俳優たちの動きや声がダイレクトに頭に蘇ってくる
    とても新鮮で、リアル
    甘くない
    負ける 悔しい想いもたくさんする
    それでもやっぱり自分がやることをやるっていうのが本来なら、ちゃんと正しい方に向かっていくように終わったのが良かった

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    2024年04月28日