大谷剛のレビュー一覧

  • サナギのひみつ

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    著者は美大を出ていて、監修を動物行動学、昆虫学の専門家がしている昆虫の本。数ページは写真を使っているがそれ以外は絵が描かれている。それもほとんどのページは全面を使っている。科学本なので、正確な描写に違いないが温かみがあり、背景の絵や生き物の描き方が芸術的である。

    文章もわかりやすく絵の効果もありとても親しみ易く分かりやすく読み易い。
    昆虫の完全変態、不完全変態の説明に始まり、それが地球の生命誕生の話へと繋がっていく。壮大な話なのだけど、読んでいると違和感なく昆虫、大きくは生き物の進化の過程を辿っていける。

    10年前、児童にサナギの中ではドロドロになっていると教えてもらったときの衝撃を思い出

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    2024年01月23日
  • サナギのひみつ

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    完全変態と不完全変態に興味持ち読みました。
    さなぎになるわけ卵の数、羽生えたわけなど
    地球上の生命の誕生から遡って絵本でわかりやすく説明してくれています。
    息子は一年生ですが内容は高学年の内容ではないでしょうか

    面白かったです

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    2022年08月19日
  • サナギのひみつ

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    むしにきょうみをもったこどもたちに、むずかしいないようを、これほど簡潔にやさしいことばで語った本はないのではないかとおもわれる。もちろん、大人にも読んでほしい。今は亡き大谷剛先生監修の一冊。

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    2022年08月06日
  • サナギのひみつ

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    生物誕生からの大きな進化の流れの中で、サナギという形態をもつ完全変態の昆虫がどのように発生したのかが、子どもでも分かるようにかなりかみくだいて分かりやすく説明されている。
    不完全変態の昆虫と完全変態の昆虫で、進化上どちらが先に登場したかという、今まで気にもしたことがなかったことに触れられていて、目から鱗が落ちる思いだった。
    植物が裸子植物から被子植物に進化することにも昆虫の存在が大きな影響を与えていたというのも面白かった。
    とはいえ、いきなり完全な形のサナギが発生したわけではないだろうし、不完全変態と完全変態の中間のような昆虫はいたのだろうかなど、興味は尽きない。

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    2021年12月26日
  • サナギのひみつ

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    生物の進化の歴史の中で昆虫の進化がどう行われたか分かりやすくユーモラスな解説で頭に入る。不完全変態、完全変態を成し遂げる昆虫ってすごい!アゲハチョウを見る目も次のシーズンから変わるでしょう。

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    2018年12月08日
  • サナギのひみつ

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    ネタバレ

    クラスで飼育している紋白蝶の幼虫の変化を観察し続けて苦手虫ジャンルに少し興味が出てきた8歳息子。先週サナギになった報告があったので、こちらを一緒に読んでみる。
    サナギの形態だけでなく、古生代にまで遡ってサナギ(昆虫)の歴史を紐解いてくれる本格的な内容。
    息子は「へぇ~」と驚きながら、孵化や脱皮、擬態といった単語も先生に教えてもらったことと繋がっていちいち納得していたw
    サナギの中身はいったんドロドロになって、そこからまた成虫の新たな組織が形成されることに今さらながら自分も驚いてしまう。スゴい生命の神秘!

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    2024年06月29日