中原清一郎のレビュー一覧

  • カノン

    Posted by ブクログ

    海馬の移植のお話でした
    58歳の男と32歳の女の間での移植手術
    海馬は記憶をつかさどる器官で
    移植したらどうなるんだろう?
    それぞれの記憶はどうなるんだろう?
    ハッピーエンドにはなるのかな?くらいに思って
    読みました
    どうやらその人の意識も一緒に移動するらしい
    実際のところはどうなんだろう?
    それにしても男が女になったらいろいろ大変でしょう
    そんなことが読み取れましたがいろんなことが
    起こりながらもその体になじむものらしい
    物語はとてもよかったです

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    2025年07月21日
  • カノン

    Posted by ブクログ

    あらすじも、出版社も、そして本自体の雰囲気も文学的な感じがしたが、案外とエンタメ性に富んだ、具体的な作品だった。
    脳や意識を入れ換えるフィクションは多いが、こんなにリアリティがあり、そして入れ替わることの意味に深く突っ込んだ作品ははじめて読んだ。
    葛藤がいい。非常に特殊な、フィクションならでわの設定下にも関わらず、どこか普遍的でありふれた挫折と成功を読んでいる気になれた。これはいい意味で。
    ミステリでない作品を衝動買いし、しかも深く味わったのは久しぶり。
    4

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    2017年01月16日
  • カノン

    Posted by ブクログ

    1/3まで読んで、異常な設定への登場人物たちの対応の仕方への違和感や、男女の描き方が嫌なステレオタイプに感じられ、ここで止めることにした。もしかしたら面白くなるかもだけど、私の時間をこの本には渡せないと判断。ごめんね。 未読のまま完了

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    2022年01月14日
  • カノン

    Posted by ブクログ

    手術前後の過程や運用ルールを細かく決めている割には、その設定に多くの無理がある。手術の事を表に出せないのなら、元職場へは記憶喪失者として復帰させるべきだし、むしろ最初から別職場に復帰させた方が良い。読んでいてそういう矛盾が気になるのは、本筋の出来がさほど良くないからだと思います。
    読み始めてすぐに思い出したのは安部公房の『他人の顔』です。この作品で安部公房は主人公に精巧に作られた他人の顔の「仮面」をつけさせることにより、顔と自我や他人や社会との関係を濃密に描きました。そこにも無理な設定は有ったはずですが、本筋の面白さに圧倒されて少々の無理は気にならないのです。
    本作は「海馬移植」という設定です

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    2021年11月07日
  • カノン

    Posted by ブクログ

    視点がころころ切り替わるのがとても気になる。
    ちょっと読みにくい。

    説明が難しくて若干ななめ読みしてしまったところもあったけど、意外と重要だったのでこれから読む方は注意。

    終盤の流れがよかった。

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    2018年10月04日