矢野敬一のレビュー一覧

  • 浮遊する「記憶」
    絵本、銅像、空間、歴史、物語などから「共同体」の記憶という問題を浮かび上がらせる論考集。
    野上元の「「戦争の記憶」の現在」と阿部安成の「記憶から歴史へ/歴史から記憶へ」は、自分のテーマとからめて考えることもできて、おもしろかった。
    村落共同体の中で、戦争の記憶を語らせたり、口ごもらせたりする「力」の...続きを読む