柏木博のレビュー一覧

  • 「しきり」の文化論

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    しきること。
    デ・ステイルのドゥースブルフ
    要素同士の『関係性』の構成に着目し抽象絵画や機能主義デザイン、バウハウスへの影響。
    ミース・ファン・デル・ローエのユニヴァーサル・スペース
    しきりの消去、地と図の区別を無化への欲望

    日本の家屋における可動的で融通無碍なしきり。
    明治の和洋折衷、和洋両様式。洋間を接客空間へ、和室を家族生活空間へ。背広と和服。

    聖と俗
    蓑笠は非人の服装であり、マレビトの衣装であり、古くは鬼、隼人族の身なりであった。江戸時代の百姓一揆において百姓たちはしばしば蓑笠をまとっていた。

    18世紀に公私分離がおこる。ルソーに見られる近代的主体の誕生。個室の誕生、生産性と速度

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    2010年08月17日