ダニエル・ギルバートのレビュー一覧

  • 明日の幸せを科学する
    脳科学に基づいた、幸福のあり方を考えさせられる本。頭部の結合した双生児の幸せと言う価値観が、我々の価値観と食い違っており、いつしか人は価値観の押し付けをしているかも知れない。内容は、多岐に渡り、事例も多く紹介され読みがいがある。
  • 明日の幸せを科学する
    めちゃくちゃ面白い本でした。
    この本は、「何故人は、未来の幸せを予想できないか」について、丁寧に考察した本です。
    とても興味深く、人間の本質を知ることが出来たようで面白かったです。
    ぜひぜひ読んでみてください。
  • 明日の幸せを科学する
    良本です。幸せについて様々な実験を通してまとめてあります。

    その中でもお気に入りは。

    慣れについて

    素晴らしい出来事は最初に起こった時が一番素晴らしく、

    繰り返し起こるに連れて、薄れていってしまう。

    我が子に「ママ」と呼ばれ、連れ合いの恋人に「愛してる」と言われてた

    最初と最後のときを比...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    いきなりネタバレになってしまうのですが、結論として、どうやったら一番、未来の幸せを予測できるのか、その方法として、自分の未来に想像するよりか、それを経験している他人の話を聞いたほうが、断然、役に立つと結論づけています。他者の経験をものにしろ、経験を盗め、ですね。そういうわけで、コミュニケーションが大...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    「こうなれば満足する」と思っていたが実際は満足しなかった未来の自分

    「こうなったら幸せだろうな」と思って実際にそうなるように努力した、
    でもそこにいる未来の自分は「幸せでない自分」という現象

    自己啓発本かと思い敬遠していましたが、
    内容は心理学の観点から見た「幸せ」について
    (たくさんのジョーク...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    「人間だけが未来を考える」を根底にし、さまざまな理論を展開する本書。

    読めば読むほど、自覚ありな経験がたくさんのっており、自分を第三者目線から見る感覚に自然となる。

    特に、人は減ることにとてつもなく恐怖を覚えるというのが、たしかになぁと実感する部分があった。最近テレビ番組で、賞金が増えていくので...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    「人間の脳は刺激の絶対量にそれほど敏感ではないが、相対量(変化)には敏感」

    茂木健一郎さんの動画に「もうだめだやめたいと思った時覚えておくべきこと。」という動画にhabituation(馴化?)という言葉が出てくるが、同じことを言っているのだろうか。

    脳は最初の刺激には敏感だが、2回目、3回目の...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    メモ程度
    人間は未来を想像する考えることができるが、こと未来を予測することは苦手だという


    幸せとは何か幸せの定義が記載されている
    感情の幸せ
    道徳の幸せ
    判断の幸せ

    未来とは今のこと
    今を生きることが未来につながる

    未来を読み違えない
    未来にたいしていい結果良い未来を呼び起こす(と信じている...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    感覚は記憶と共謀して事実と異なる記憶をもたらす。
    未来の想像は、本来的に困難があり、想像よりも現在進行中の他の経験者の体験を学ぶことが有効であるも、人間は自身が独特であると考えるバイアスがあるため、通常そこから学ばない。
  • 明日の幸せを科学する
    不都合な真実
    この感想レビューも、実は参考になるものではないかも知れない。というのも本書を読めばわかるが、人間は最後の印象でその作品の良し悪しの評価を決めてしまうクセがあるらしいから。思い返して見れば、中盤、ツマラナイところも多々あったけど、第6部「正しい予想をする方法」から盛り返してきたから、私の...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    自己啓発本のようなタイトルだが「幸せ」の定義や成り方は説いていない。本書は一般人向けの脳科学の本である。中身は事例豊富で非常に科学的である。

    他の生物には無い人間の特徴として、未来を夢見るという特徴を持つ。そしてその夢見のために脳は誤魔化し嘘をつき適当であることを説いている。我々が確証を持つ現実が...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    本書は心理学の知見に基づいて「幸せな未来を得るためにはどうすればよいのか」を解説した本である。著者はハーバード大学の心理学部教授で,感情予測,社会知覚,信念などについての研究者だ。Scienceなどの一流誌に多数の研究を発表している。しかし本書は堅い学術書ではまったくない。ユーモアが散りばめられた軽...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    いかに「自分の判断」というものがあやしいのかを怒涛の勢いで教えられて面食らいながら楽しんだ。

    題名は切り口、とっかかり。
    人間が「明日」という時間軸の未来についてうまく考察できない特性と、「幸せ」というものが想像力や感情、記憶にまつわる対象であることがあいまって、認知の歪みが特に顕著に観察できる。...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    我々は幸せになるため、未来を想像する。しかし、人類の進化で得られた思考や創造を担う前頭前皮質には、3つの欠点がある。
    1. 事実の穴埋めや放置をすること
    2. 現在を未来に投影すること
    3. 幸せの合理化を視野に入れていないこと

    この欠点を回避する唯一の解決策は、他人に未来の自分の代理人となっても...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    人は幸せになりたいと望んで、幸せになることを想像しながら結果振り返ると幸せになっていない。その誤差を科学的に解明している本です。脳の錯覚など科学的に解明しており面白い本ですが、そこまで画期的な内容ではなく、この本を読んだら、それこそ幸せに幸福になるのかと言うとそうではない。ただ科学的な脳の反応や働き...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    自らの脳で未来を想像するのは、限界があるのと同時に、不明瞭・不確定であり、それを信じることに警鐘を鳴らす。
    結果、他人の経験を自己へ投影する術が未来を想像するのに役たつ。
    自分は他と違うという感覚と個人の多様性という根拠のない信念こそ、他人の経験を参考しない、またはわれわれが他人を代理人にするのを拒...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
    私たちが日々行う意思決定は、結局のところ幸せになるためである。それは自分の幸せのこともあるし、家族、他人の幸せのためもあるかもしれない。

    私たちは意思決定をする際には、ほぼ間違いなく予想する。行動の結果がどうなるかを予測し、それに対して自分や家族、他人の感情を予想する。これが正しく予想できれば、幸...続きを読む
  • 明日の幸せを科学する
     いやこれはかなり難しい、というか読みにくいものだった。苦労して通読したが、理解度低し。次、気合入れて再読が必要。
  • 明日の幸せを科学する
    本の内容をきちんと咀嚼するには、体調も関係する。咀嚼して消化するのも、そう。だから、この本がイマイチ頭に残っていなかったとしても、本が悪いとは言い切れない。でも正直なところ、ほとんど残っていない。理由の一つは、読み易くする工夫だろうが、妙なジョークが混じり過ぎている。書いてある事は面白いのだが。

    ...続きを読む