森政稔のレビュー一覧

  • 迷走する民主主義

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    ネタバレ

    2度の政権交代を経て、自民党が政権に復帰しが、過去の自民党政治に戻ったとは必ずしもいえない。こうした政治の流れは、民主主義思想の視点からはどのように評価されるか。選挙で多数の支持を得たからといって、数に頼って自らの政策を強行するのは民主主義だと言えるのか、民主主義によっても奪えないような高次の規範は存在するのか。歴史的にみても、民主主義を選挙を通じた代表者の行動に限定するのは狭すぎる考え方である

    「政治の役割とはそもそも何なのかを考えると、政治家が何か目立つ振る舞いをすることではなく、主体は個人、企業、NPO、自治体などであって、これらの主体のさまざまな活動が可能になるような条件を整えること

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    2016年09月26日
  • 変貌する民主主義

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    新書だけど盛りだくさんだった!
    民主主義周辺の思想、”主義”の絡み合いを俯瞰できる。
    付録で多元主義の系譜あり。

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    2012年08月16日
  • 変貌する民主主義

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    広く現代デモクラシーについて述べていて、わかりやすくて勉強になる
    章立てもうまい

    確かに突っ込んではないし、ありきたりっちゃありきたりなのかも知れないけど、新書でここまでうまくまとまっているものはなかなかないと思います

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    2009年10月04日
  • 変貌する民主主義

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    今学期授業を受けている先生の著書。一般向けの本はこれが初めてらしい・・・w

    民主主義とそれをとりまく現代の状況をわかりやすく解説してくれている。いろんな方向から頭を殴られたような読後感を得た。政治思想の入口の一つとしてはいい本なのではないかと思う。

    最終章のポピュリズムやガバナンスに関する部分が、著者の文章の切れ味の鋭さを示していてとても面白かった。

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    2009年10月04日
  • 迷走する民主主義

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    近年資本主義と民主主義に関する本が多数出ているのですが、著者によって視点やメッセージが随分違うので、はたしてみんなどういう意味で資本主義や民主主義という言葉を使っているのだろうといぶかっていました。たとえばヴォルフガング・シュトレークは「資本主義と民主主義の離婚」ということを言っています。またロバート・ライシュは資本主義の暴走、資本主義を救え、ということで資本主義の終焉論を述べていますが、他方シェアリングエコノミーの大家であるアラン・スンドララジャンは、シェアリングエコノミーの勃興は「大衆資本主義」の登場だということで、資本主義が滅ぶのではなく資本主義が高度な形に変質しつつあるという見方をして

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    2023年04月28日
  • 戦後「社会科学」の思想 丸山眞男から新保守主義まで

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    東大の講義ノートをもとに、戦後の社会科学を通観する。教科書的に幅広く網羅する関係上どうしても雑然とした印象が強くなってしまうが、それなりに時代を区切って思想を特徴付けることには成功している。

    まずは丸山眞男からの出発となるが、丸山についてはかなり公平な評価と言えるだろう。丸山の思想は現代にも通用する部分と、「旧制一高の秀才の限界」が同居しており、多角的な評価がなされている第一部だけでも値段ぶんの価値はある。

    その一方で、70年代の低成長、石油危機による不況あたりからレーガン・サッチャーを経て市場至上主義が進展する、いわゆる「新自由主義」についての解説には歯切れが悪い部分もある。もちろん、個

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    2021年04月04日
  • 変貌する民主主義

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    「自由主義」「多数者と少数者」「ナショナリズムとポピュリズム」「主体性のゆらぎ」という4つの観点から、現代における民主主義の立ち位置を概観するような本。結論はなくて解説に留まるので、読後少々モヤッとするが、そこはきちんと自分で考えろ、とも取れる。

    自分は政治学については素人なので内容の妥当性に関しては判断できないが、昨今の政治状況の中でポピュリズムやポリティカル・コレクトネスが政治に対して及ぼしている影響、そのあたりがなんとなく整理できた気がしている。

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    2017年10月29日
  • 変貌する民主主義

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    ネタバレ

    「云われてみれば」という内容がとても多い。
    「多数決はなぜそれがいいのか」「自由主義と民主主義は対立しうる?」というように、当たり前になっている。

    内容としては、種々の主義主張(自由主義、民主主義、国家主義、ポピュリズム、リバタリアニズムなど)を対比させながら、もろもろの関係性を洗い出している。ただ同じような内容を繰り返しているきらいもある。

    個人的には、「皇室は身分制度の飛び地であり、男女同権などの日本国憲法の制度は適用されない。」という了解には、目を見張った。

    古典的な民主主義論に終始せず、新しい民主主義の解釈を垣間見た思いになった。

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    2015年01月29日
  • 変貌する民主主義

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    60~70年代から生じた、今までの民主主義という概念のままでは収まりきらない様々な思想や問題を、
    1、自由主義
    2、多数と差異
    3、ポピュリズム・ナショナリズム
    4、「主体性」の変容
    の4つの視点から、その関係生を考えていく。
    「変貌以前」、「その要因」、「変貌後」が上手く網羅されている良い入門書。といっても難しい内容だけど。

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    2010年12月18日
  • 変貌する民主主義

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    [ 内容 ]
    かつて民主主義は、新しい社会の希望であり、人間の生き方を問う理想であったが、いまや、それも色あせ、陳腐なお題目と化している。
    しかしそれは、単に現実が堕落したためではない。
    その背後には、民主主義を支える思想が、社会の深層で大きく変化したという事情があるのだ。
    本書では、デモクラシーのありようを劇的に変容させた現代の諸問題を、「自由主義」「多数者と少数者」「ナショナリズムとポピュリズム」「主体性のゆらぎ」といった論点から大胆にとらえ返す。
    複雑な共存のルールへと変貌する姿を鋭く解き明かす試みだ。

    [ 目次 ]
    序章 現代世界と民主主義
    第1章 自由主義と民主主義
    第2章 多数と

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    2014年10月27日
  • 変貌する民主主義

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    「ぷちナショナリズム」とか安易に取り上げているような部分でちょっと怖さもあるけれども、「民主主義=多数決」という(どこで生産されているかも分からない)通俗的な理解から開放されたときに見える今の日本のおかしさをよく示していると思う。

    見通しは良くない、つまり理想的な政治のあり方の提言ははっきりしないのだけど、それは「持続可能な社会」の理想型を一意に決められないような問題だろうと思うし、「少なくともこれはダメ」ということは言い得るはず。

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    2009年11月22日
  • 変貌する民主主義

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    認識転換!
    思想史と絡めて民主主義を考えるとこんな側面が見えてくるんだと驚きました。
    少数派の意見をきこうとすれば多数決は使ってはいけない。さて、どうしましょうかねぇ?

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    2009年10月07日
  • 変貌する民主主義

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    私が新聞やテレビの報道を通じて感じている現代の日本をとりまいている民主主義への漠然とした幻滅がどこからくるのか、強行採決や衆議院再可決を繰り返し見せられるたびに去来する議会制民主主義の限界を知りたいと思って手に取った期待にこたえてくれた、新書ながら中身の濃い構成で書かれた本です。著者が冒頭で表明しているように、この新書は「民主主義」そのものについて書かれた本ではありません。民主主義が、それ自体と関係するさまざまな概念と混ざり合う中で、日本という国の民意がどのように揺り動き、国民がその経験から民主主義をどのように理解し、与えられた権利を行使してきたかをえがいています。

    著者にとって衝撃的体験

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    2009年10月07日
  • 変貌する民主主義

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    高3の自分にはすごく難しかったですが、自分の知識&理解力の無さによるものだと思うので再チャレンジしたいです。

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    2021年12月15日
  • 戦後「社会科学」の思想 丸山眞男から新保守主義まで

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    けっして分厚くもない本のなかに、驚くほどにたくさんの現代日本の論座ワードに触れてあるようだ。教養涵養のテキストとして読みたいが、自分の頭のなかに曲がりなりにもこの本の内容の見取り図を作ろうと思うと、漫然と読みながすだけでは多分むずかしく、この先生の講義を半期にわたって聞くぐらいの時間と労力の投資が必要な気がする。

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    2021年04月25日
  • 戦後「社会科学」の思想 丸山眞男から新保守主義まで

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    本書は勤務先大学の講義ノートをベースに書籍化したものとされているが、大学に入って社会科学に最初に触れたころの記憶が蘇ってきた。マルクスであり、ウェーバーであり、疎外論や物象化論に頭を悩ませという時代であった。思想とその時代的意味が、分かりやすい叙述で整理されている。

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    2020年05月13日
  • 変貌する民主主義

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    あまり理解できなかった。
    本書をわかりやすいと勧める読書家の方が多くいることからすると、理解できなかったのは私に原因があると考えるのが合理的であろう。
    研鑽を積んで、またチャレンジしてみよう。

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    2016年08月02日
  • 迷走する民主主義

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    マニフェスト掲げ民主党への政権交代、この社会実験が大失敗に終わったことへの党の反省、メディアの検証もされないまま、やり過ごされようとしてる。都合の悪いものは見たくない民主党と、この社会実験を担いだメディアやオピニオンも頬かむり。各所で実害を被った国民の声の多くは、全国の有権者には未だ共有されてはいない。18歳まで選挙権が広がる訳だし、民主党の問題だけではなく、選挙の在り方、マニフェストの意義と…小泉のワンイシュー解散選挙も含め、今一度、ここの処の民主主義とその将来を熟考する機会にいい一冊だと思います。

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    2016年06月18日
  • 変貌する民主主義

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    学問書にしては読みやすかったんじゃないかな。
    政治系のゼミに進もうと思ってる自分には入門書としてちょうど良かった。

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    2011年03月31日
  • 変貌する民主主義

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    個人的には、正直難しかったです。

    高校の政経で勉強した民主主義って、実は他の思想との関連とか歴史的な背景があって、もっと奥が深いものだったんだなぁって思いました。

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    2010年01月07日