無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
今学期授業を受けている先生の著書。一般向けの本はこれが初めてらしい・・・w
民主主義とそれをとりまく現代の状況をわかりやすく解説してくれている。いろんな方向から頭を殴られたような読後感を得た。政治思想の入口の一つとしてはいい本なのではないかと思う。
最終章のポピュリズムやガバナンスに関する部...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月29日
「自由主義」「多数者と少数者」「ナショナリズムとポピュリズム」「主体性のゆらぎ」という4つの観点から、現代における民主主義の立ち位置を概観するような本。結論はなくて解説に留まるので、読後少々モヤッとするが、そこはきちんと自分で考えろ、とも取れる。
自分は政治学については素人なので内容の妥当性に関し...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月18日
60~70年代から生じた、今までの民主主義という概念のままでは収まりきらない様々な思想や問題を、
1、自由主義
2、多数と差異
3、ポピュリズム・ナショナリズム
4、「主体性」の変容
の4つの視点から、その関係生を考えていく。
「変貌以前」、「その要因」、「変貌後」が上手く網羅されている良い入門書。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月27日
[ 内容 ]
かつて民主主義は、新しい社会の希望であり、人間の生き方を問う理想であったが、いまや、それも色あせ、陳腐なお題目と化している。
しかしそれは、単に現実が堕落したためではない。
その背後には、民主主義を支える思想が、社会の深層で大きく変化したという事情があるのだ。
本書では、デモクラシーの...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月22日
「ぷちナショナリズム」とか安易に取り上げているような部分でちょっと怖さもあるけれども、「民主主義=多数決」という(どこで生産されているかも分からない)通俗的な理解から開放されたときに見える今の日本のおかしさをよく示していると思う。
見通しは良くない、つまり理想的な政治のあり方の提言ははっきりしない...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
私が新聞やテレビの報道を通じて感じている現代の日本をとりまいている民主主義への漠然とした幻滅がどこからくるのか、強行採決や衆議院再可決を繰り返し見せられるたびに去来する議会制民主主義の限界を知りたいと思って手に取った期待にこたえてくれた、新書ながら中身の濃い構成で書かれた本です。著者が冒頭で表明して...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。