青木るえかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯に「汗にまみれた夫のシャツ、洗わず乾かし、また着せる」とあった。もの凄く親近感を覚える。
本をひっくり返して裏の説明を読む
「私の夫は転勤族。二年に一度は引越だ。引っ越しとくれば、大掃除。最後にまとめてキレイにするから、普段は掃除なんていいや、と思うのは、ごく当然のことだろう。
しかしある日ある時、うちの後に入った人から、猛烈な講義の電話が。「汚くて汚くて、住んでられません!」「畳から虫が!」。そうだろうなあ、私も見た。畳の目から極小の、何だかよくわからん虫が這い出てくるのを。「ま、いっか」と放っておいたが。また出たか……。」とあった。
益々親近感がわく。そのままレジに持っていった。
読ん -
Posted by ブクログ
発行から十数年経って読んだエッセイですが、古さはあまり感じません。
日本郵便が「お役所」の「郵便局」だったので、あーその時代かというぐらい。
いやはや、汚さもここまでくると清々しい。(笑)
私もズボラ主婦を自覚しているけれど、著者には到底敵いません。
でも、夫の実家の葬式が億劫な気持ちとか、婦人会の面倒臭さとか、共感できる部分も多々ありました。
「ま、いっか」の中にも一本筋が通っていて、旦那様にも理解があるのがとても幸福で、著者自身もその幸福に感謝している。
だらしないなりに自分の生活を大切に思う姿勢に好感を持ちました。
「きれいはきたない、きたないはきれい」。 -
Posted by ブクログ
いやーすごい!すごすぎる!
なにがスゴイってここまで自分のズボラ加減をさらけ出してしまうのがすごいです。
整理整頓とか掃除とか大嫌いと豪語する青木さん宅は
あまりのズボラさゆえにとても正視できないような汚れぶりの部屋に加え
得体の知れない虫が発生したりΣ( ̄ロ ̄lll)ギャー!!!
それが社宅などを転々としながら行なわれる行為なのだから次に住む人とのトラブルが絶えない
その他その性分による様々なエピソードがとにかく笑えます。
それでもズボラさは治らないんだなァ~~と飄々と言ってのける青木さん。
アナタの肝の据わりようと言ったら。。。。参りました。
このエッセイを読んでいたら今まで几帳面とは程遠 -
Posted by ブクログ
私は相当ダメでだらしなく怠けグセのある主婦で、私クラスのダメっぷりを発揮している人は少なくとも私の周りの友達にはいない!と自負しています(偉そうに言うなよ)。家事の中でも特に掃除が嫌いで、あやめがトイレの砂を散らすので、見えるところだけ仕方なく毎日掃除機をかけているという感じなのですが、そんな私にとって、青木るえかという人は本当に心強い味方というか、同志というか「先輩っ!まだまだ自分も精進が足りないっす!!」と言いたくなる人というか……。引越しの為にタンスをどかしたら豆腐大のホコリがわさわさ出て来たとか、畳からヘンな虫が出て来たとか、掃除分野に限らずそういう伝説的逸話が山ほど書かれているのです