牧野正幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2015/04/19
ワークスについての会社説明会がほとんどのような内容だったが、そこからでも得られることは多々ある。
個人の働き方として、与えられる仕事しかこなせない人間が現代には蔓延っている。そんな中でも特にベンチャーで働く人間には主体性が求められる。これは行動力という意味でもそうであるが、もっと言えば思考の部分から始まっているのである。問題に対するアプローチも、解釈もすべての自分のアタマで考える必要がある。答えを探す働き方をしていてはクリティカルワーカーとは言えない。問題に対する問いは常にシンプルで、決して答えはない。その中で規範に囚われず主体的に思考していく自分になりたいと感じた。 -
Posted by ブクログ
・ワークスアプリケーションズという会社は、社員の出産・育児という女性のイベントをサポートし、仕事に復帰しやすくする制度を立ち上げた。
・その制度は、トップからの指示ではなく、実際に働く社員が企画した。
この事実に、私は相当衝撃を受けた。
なぜなら、自分の出産に対する価値観が変わったからだ。
今まで、子どもを産むという選択肢は自分の中になかった。
全くのゼロ。
でも、仮に自分がこの企業で働いたとしたら、自分の子どもを産み、育てるという選択肢も考えられるかもしれない。
なぜならば、
母である社員を歓迎しようと努力していることが伝わること、
必要な提案は受け入れられる企業だということ(つまり -
Posted by ブクログ
人・物・金のうち"人"にとにかくこだわり、働きがいのある会社ランキング第一位となった、著者が代表を務めるベンチャー企業の紹介本。
タイトルから察するに「こんな時代にそんなのうのうと仕事してていいのかー!」的な自己啓発本ぽい雰囲気かと思っていたが、全く違った。
著者がどんな信念を持って、これまで仕事をし、起業をし、いかに人の採用・教育・待遇について重点を置いてきたかが、淡々と、しかし熱く語られている。
正直少し肩透かしを食らった気分でもあったが、だが”人”にこだわることで、ここまで型破りな面白い企業ができるのかとワクワクしてしまった。
以前にトリンプ社長の「残業ゼロの仕事 -
Posted by ブクログ
[○10/12/13完読]私が大好きなのは牧野氏のプロジェクトX的昔話の部分と組織論。氏の“パッケージ”にかける熱意、考え方には僭越ながら私と同じものを感じていたが、私には氏ほどの勇気、行動力(退職、起業、研究会を発足)は無かった。業務パッケージが黎明期だったという時代背景の違いもあったかもしれない。兎に角個人の情熱でパッケージ開発体制を作ることは難しい(差別化要因も種々思案してきたけど、無念だぁ)。株主としてワークスに熱意を託したことにしよう(含み損抱えているが、笑)。ちなみに牧野氏は尊敬している人物だけど、本書やその思想には共感できない部分もある。しかし組織論的な部分は大変に為になる。しか