和田芳恵のレビュー一覧

  • ひとつの文壇史
    昭和恐慌さなかの昭和6年に新潮社に入社してから10年間の編集者生活を振り返った自伝、かと思ったが、自伝要素は入社と退社のいきさつだけ。死別した妻のことも一言触れるだけ。
    つきあいのあった作家や出版関係者の逸話であり、妥当な書名である。
    そういう話題に興味なければ何も面白くないかもしれない(私もそんな...続きを読む