河合潤のレビュー一覧
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購入済み
250円なら星3
全体的に散漫な印象。
つまりは「科学的な考え方」について、読者に知ってもらって、考えてほしいのであって、その掴みに他人の発見を使用している。
ネット記事にて、西暦536年の噴火が世界史を動かしたと読み、気候歴史学に興味を抱いた。なのでこの本を手に取ったものの、この分野は今や多領域が関わる、非常に複雑な分野のようだが、著者そのものは気候歴史学の専門家ではないようだ。
西暦536年のどこかで起きた大噴火が、日本においては天の岩戸神話に結びついているのかもと紹介しているが、このアイディア自体はドナルド・キースの著書にすでにあるようで、受け売り話である。別に著者は、自分の発見とは全く書いてないし、