手塚富雄のレビュー一覧

  • ツァラトゥストラI
    初めてのニーチェ原著。
    いろんな方面から、勢いをゆるめずに熱く語ってくるツァラトゥストラはすごい。
    「超人」「大地に忠実であること」の概念が私にははっきり認めることができず、再読することが必要。

    「多く者は死ぬのがおそすぎる」
    「時に適って死ね」
    がとても共感できた。
    自分で死に際を見極めて、死の...続きを読む
  • この人を見よ
    すごいこと主張する人だな、と感じる一方で、この人のことをもっと知りたいと思いました。本の作者に対してこんな感情を抱いたことに、ちょっと驚いています。
  • ツァラトゥストラI
    色々予定が重なって読破できず。(;_;)
    最初読んだツァラトゥストラとは違って、
    注釈もしっかりつけてくれてるから、それも読み込んだら結構時間かかる〜
    下をまだ読めてないから、またちょっと落ち着いたら手出したい
  • この人を見よ
    この狂気には最早お笑いだとしか思えない方も多いだろうと思う。
    論理的矛盾も多く、病的なまでに自意識過剰だ。
    しかし、狂気こそが体系を破壊し、要素の抽出、肥大化によって思想を再建するのだ。
    あらゆる矛盾が、矛盾したまま同居することが真理なのである。
    多分に危険を孕んだ書である。生への渇望、その熱量に圧...続きを読む
  • この人を見よ
    途中から気付いたけど明らかに読む順番を間違えた
    主要著作を読んでから改めて読み直したい
    誰かそういう色んな人物の読む順番をまとめた本とか出してほしい
  • この人を見よ
    いい感じに思想的なものに飽きてきた。しかし、新しい楽しみ方を発見した。現実逃避しがちなときにここまでのがちがちの思想系の文章を読むことによって「ここまでではないな」ということで現実世界に戻ろうとする自発性が生まれるらしいのである。先人の絶望との格闘履歴に感謝。
  • ツァラトゥストラI
    注釈がついていて読みやすい。
    下記の文章を読んで、自分の抱えていた悩みがぶっ飛んだ。
    「君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎるということはないのだ。なぜなら、君は友にとって、超人を目ざして飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから」(107頁)
  • この人を見よ
    初めてのニーチェでしたが読み始めて絶対ニーチェとは友達になれないと思いました。自意識の高さ、プライドのあまりの高さ、、最初は辟易としました。が、このテンションの高さにだんだん押されてくる。ここまで言い切る力強い、狂気は引き付けるものがあります。
  • この人を見よ
    ニーチェ本人による自著の解説。
    もう一度、『悲劇の誕生』から読んでみたいという気持ちにさせられた。
  • この人を見よ
    おっさん、どんだけ自意識過剰だよとも思うのだけれど、
    神を否定し、主張する「超人」の概念。
    非常に納得する部分がある。
    宗教や道徳は理性なんだ。
    その理性に統制されて達することは可能か。
    否。なぜなら、言語は経験した範囲でしか理解できないから。
    つまり「隣人愛」という概念を頭に入れたところで、
    そこ...続きを読む
  • ツァラトゥストラI
    中二病の聖典。過剰な選民思想にドン引きすることもあるけどついつい真面目に生き方のアドバイスとして読んでしまいました。全部真に受けたら大変な本。
  • この人を見よ
    「私はどうしてこんなに偉大なんだろう」
    悶々と独りで思索を続けたニーチェ。

    でも晩年梅毒におかされ、生ける屍のようになってしまう。
    嫌っていた姉の長年介護された後、この世を去る。
    姉はニーチェの著作を利用し、ナチスに協力していたという説あり。
    切ないのう。
  • この人を見よ
    ギャグなんじゃないかと思うくらい冒頭から自信満々で読んでいて清々しい気持ちになります。
    凹んだときに読むと元気が出ます。
  • ツァラトゥストラI
    箴言は心に響くものがあり、やはり面白い本だと思う。ただし、やはり主人公は孤独なのだと思う。最後の「ロバ祭り」とは一体なんなのだろう。偶像崇拝を遊戯として認めているのだろうか。