マーティン・セリグマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
邦題が恥ずかしい感じなのは何とかならんのかなと思う。本が売れるようにとの狙いなのはわかるが、出版社はもう少し読者の知性を信じてもいいんではないか。
内容としては、心理学の研究成果の紹介という観点から見ておもしろいが、果たしてこの邦題をみて買う読者の期待に添えるかどうか…。
ただ、後半に関しては題名どおりイケイケな感じ。著者は楽観的になることは万能ではないとはいいつつも、楽観的になることの大切さを一ミリも疑っていない。どんなに罵倒されても次々に勧誘の電話をかけられる保険のセールスマンが、果たして幸せなのかどうかはわからない。
本の最後にいささか唐突なタイミングで人のために何か行動すること、 -
Posted by ブクログ
ポジティブ心理学はあまり興味がなかったということもあって,まじめに勉強したこともなかったし,そのつもりも無かったのだけど,キンドルでセールになっていたし,セリグマンの著書だったので試しに買ってみた。
思いの外面白く,すごく読みやすい。内容も思っていたほどポップなものではなく,結構学術的な内容になっていて読み応えもあった。
結構古い本だったのね。元々のタイトルは"Learned Optimism"だったと思うのだが,なんでこんなへんてこな邦題にしちゃったんだろうか。それと,引用文献などもまったく示されていないのがちょっと残念だった。この本のなかで調査途中のものがいくつか紹介さ -
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Posted by ブクログ
①楽観主義の考え形
敗北は一時的なもの
原因もこの場合だけ
状況や不運が大きく影響する
②悲観主義のメリット
事実を現実として認知する。
リスクを予測してヘッジする
→だから悲観主義は残ったのだ
③悲観主義、うつ状態と健康
悲観→カテコールアミンの枯渇→エンドルフィンが増える→免疫細胞がバランスを取るために減る
④認知療法の実施
困った状況”adversity)
思い込み”belief)
結果。落胆か一歩踏み出すか
ここで重要なのは自分の思い込み。
まず思い込みが真実とは限らない。
もし真実だとしても、大して影響は大きくない。
まずは俯瞰的にみてみることだ。