マーティン・セリグマンのレビュー一覧

  • オプティミストはなぜ成功するか

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    学習性無力症を説明するもの
    ワイナー:人々が成功と失敗の原因をどう考えるかが問題なのだ→帰属理論、成功や失敗をどんな要因のせいにする-帰属させるかを問うもの。
    PREE(the partial reinforcement extinction effect/部分強化消去効果)ネズミがバーを押せば、平均5〜10回押せば、えさが1個もらえる。1930年発表
    自分を批判する人のことを自分を向上させてくれる味方と考えた。ルネッサンス科学者
    すぐにあきらめる人は、自分に起こった不幸は永続的であり、悪いことは続くもので、いつまでも人生に影響を与えると考える。無力にならない人々は、一時的にと考える。特定の原

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    2024年06月30日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    人生を好転させたくて読みました。
    前半は今までの研究の経緯などが書かれています。自分は楽観的か悲観的かの簡単な質問票もあります。そして楽観的であると受けられる恩恵も書かれています。
    最終章では悲観的から楽観的な思考へどうシフトしていくかの方法論が書かれています。
    実際読み終わった後、いくつか実践しました。直ぐには効果はありませんでしたが、長い時間をかけてゆっくりと思考の変化を感じるようになりました。
    決してこの本だけで心が救われた訳ではありませんが、間違いなく自分の人生を好転させてくれる一冊だと感じています。

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    2024年06月29日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    本書ではポジティブ心理学の中枢概念と言えるウェルビーイングについての本となります。著者はウェルビーイングを「天気」と同じような構成概念だと述べます。つまり「天気」は1つの指標であらわすことができませんが、気温、湿度、気圧など複数の指標を総合して「天気」と呼ぶわけです。それと同じでウェルビーイングも特定の1つの指標であらわすことはできず、複数の構成要素からなる概念だということです。著者はその構成要素を「PERMA」の頭文字で表していますが、具体的にはP:ポジティブ感情、E:エンゲージメント、R:関係性、M:意味・意義、A:達成、の5つです。幸福感や人生の満足度はポジティブ感情の中に含まれることに

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    2023年05月06日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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     マイナスをゼロにする(苦しみを取り除く)だけじゃなくてプラス方面(人生をよりよくする)の研究ないかな?と思ったらあったので読みました。
     この本はポジティブ心理学の中でも、一瞬の幸せな気分とかじゃなくて持続的な幸福(ウェルビーイング)に着目していて、普段求めてる幸せに近い感じです。ハッピーというよりじんわり、最近いい感じと思うときみたいな幸福観です。
     

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    2023年03月28日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    オプティミストとペシミスト、楽天主義と悲観主義がもたらすものを心理学的な統計に基づいて検証していく。
    いかに楽天主義がメリットが大きいのかが丁寧に説明された後に、自分がどちらなのかを判定でき、かつどうすればオプティミストになれるのかも、ワークがついているのでわかりやすい。
    何よりこの判定テストで、ある程度わかってはいたが自分の深層が覗けたのが興味深かった。

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    2022年03月27日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    ネタバレ

    持続的幸福に必要な寄与する要素
    ポジティブ感情エンゲージメント意味意義達成関係性
    強みがこれらの要素を支える。
    強味好奇心審美向学心
    感謝の訪問
    頭に浮かんだ人に感謝の手紙を書いて自分で直接その手紙を届ける。手紙の内容は具体的に7-800字。その人が自分のために何をしてくれたのか、そしてそれが自分音人生にどう影響を与えたのかを具体的に描く。現在自分が何をしているのかを相手に知らせる。相手がしてくれたことを思い返していたと伝える。
    うまくいったこと
    今日うまくいったことを3つ書き出す。どうしてうまくいったのかを書く。
    達成=スキル×努力
    どちらかが0だと達成が起きない。スキルを構成する要素はどれ

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    2016年09月01日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    悔しいけどおもしろかった。いろいろ考えさせられた。

    ざっと読み飛ばすつもりで読み始めたが、すぐに腰を据えて読みたくなった。前作同様ありきたりなビジネス書や自己啓発本の体裁だが(そもそもこの邦題はなんとかならなかったのか!)、実に癪に障ることに共感せざるを得ないことが多い。これも前作同様だ。引用文献の一覧すら省かれているのは困ったところだが、この内容の本がこの値段で読めるありがたさで帳消し。
    確かに軽症のうつ病は薬ではなかなかよくならない。操作的診断基準が広げたうつ病の裾野は従来医療が関わることがなかった重篤なうつ病患者を掬い上げることにはそれほど役に立たなかったが、大量の治らない「うつ病患者

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    2014年12月16日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    楽観主義、悲観主義というのは一種のスキルであり、訓練しだいで習得できるものである。

    そして、リスクに応じて使い分ける、柔軟な楽観主義を取得する事は、より良い人生を送る上で重要なスキルである。という事を、個人、育児(教育)、組織、リーダーの選抜、競争の分野での検証事例を上げて繰り返し書かれている。

    もし、あなたがこの本をじっくり読み込んだとしたら、最後の方では、楽観主義がいかに人生の役に立つかという事で、お腹一杯になってるはずです。

    そして、典型的な悲観主義である自分に役立つと思ったので、毎日少しずつですが実践していっています。

    もし、あなたが鬱々とした気持ちで生活していたり、何事にもす

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    2013年12月25日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    自分自身が悲観的なタイプで、オプティミスト(楽観的な人)に近づきたいと思い読んだ。

    著者の研究によれば、オプティミストはペシミスト(悲観的な人)に比べて学業、スポーツ、仕事の成績がよく、加えて健康で、選挙にも強い(魅力的)である。らしい。

    本書には以下の事項が書かれている
    ・著者がオプティミストについて研究する経緯
    ・オプティミスト、ペシミスト診断テスト
    ・オプティミストの優れた点(加えて、一部のペシミストの方が優れた点)
    ・オプティミストになるための具体的かトレーニング方法

    オプティミストかペシミストかは、良い出来事と悪い出来事それぞれに直面した際、その出来事を3つの観点(①永続性②普

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    2023年03月16日
  • ポジティブ心理学が教えてくれる「ほんものの幸せ」の見つけ方 ──とっておきの強みを生かす

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    ポジティブにいかになれるか
    快楽と充足の違い
    充足はずっと継続するもの
    楽観主義がパートナー関係をよくする
    過去も現在も未来も楽観主義でよいものに変えられる

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    2022年09月16日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    ネタバレ

    無力感は学習によって身につく。
    マイナスを直してもプラスにはならない。悲しみや不安や怒りを取り除くスキルと、幸せになるスキルは違う。

    幸せの形は、心地いい人生、ものごとに没頭する人生、意義ある人生、の3つの類型がある。

    自尊心運動=自尊心を高めれば幸せになる、は因果関係ではなく相関関係。犯罪者は高い自尊心を持つがゆえに、暴力を引き起こす。

    楽観主義はうつ病から救う。ペシミストは諦めが早く、うつになりやすい。
    悲観主義の核は無力。
    適度な悲観主義はメリットもある。
    悲観的な予測は、不幸な結果を生む。

    フロイト派は、子供時代の未解決の葛藤が大人になってからの行動を決定する(トラウマ)=セラ

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    2022年05月06日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    読もうと思った理由
    考え方を変えればどこまで人は変われるのか知りたいと思ったから

    気づき
    ・なんでもかんでも内向的から外交的思考に変更するこ
     とはないと思う。しかし、確実にこれをやるべき状況
     もある。それはうつ病のときだ。うつ病のひとは必要
     以上に自分で責任を背負い込むことが多いのだ
    ・もし悲観主義がうつ病の原因であれば、楽観主義に転
     換することでうつ病から解放されるに違いない
    ・なぜうつ病が先進国でこれほどまでありふれた病気に
     なったのかと考えるとき、私はまず二つの警戒すべき
     風潮を見てみたいと思う。それは自己評価の増大と、
     社会共通の認識ー国、神、家庭や私たちの人生を超え

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    2021年11月26日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    ネタバレ

    悲観的な説明には特徴がある
    【個人的(私が悪い)永続的(いつも)普遍的(なにをやってもうまくいかない)】
    •これらを反芻してしまう人はうつ病のリスクが高い
    •自分の感情は自分が勝手に決定していることが多い
    •人はショックを与えて続けられると無力に陥る
    •悲観的な考えが必要な場面もあるが楽観主義に自分からコントロールするには自分との対話が大切で実際に困ったことを変換する必要がある。

    【変換方法】
    A困った状況B思い込みC結果を書き、この否定的な考えから気を逸らすか反論をすれば良い
    反論はABC+D(反論)で書き、変えることのできる事実、何か特定のせい、自分の責任ではないことを述べる必要がある。

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    2021年03月28日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    他人や周りの環境に対して楽観的に考えることは自然にできたり、意識してできたりする人は多いと思う。しかし、自分が自分自身に対する非難について楽観的に考えることは、自身に刻まれた枠組み、考え方と呼ばれる概念ごと楽観視する必要があるため、相当難しいことであると感じた。対症療法でもいいので自分が自分自身を非難した際にとり得る選択肢と対処法を考えておくべきと感じることができた1冊。

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    2021年02月14日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    ポジティブ心理学というと、胡散臭い感じがする。しかし、この本はポジティブ心理学の第一人者が学術的に論証を基にした学問の本だ。私は正直一度読んだだけでは全てを理解できなかった。だから繰り返し読んでいくことにした。

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    2020年09月17日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    ポジティブ心理学の創始者セリグマンが、ウェルビーイングを高める生き方を提唱している。それは自分の強みを生かして長期的な幸福を実現することである。

    ポジティブとは、ここでは過度の楽観主義を意味するのではなく、強みを生かすという意味だと思う。判断においてはネガティブも含めた中立的な視点が欠かせない。

    トラウマによって人はレジリエンスを高め、成長することができる。
    トラウマケアにおいてこの考え方は従来とは一線を画している。画期的だと思った。

    現代の富と幸福に疑問を呈する場面もある。お金で幸せを測ることはできるだろうか、と。
    ウェルビーイングを政治に利用することを提案している。

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    2020年08月23日
  • オプティミストはなぜ成功するか

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    ある情報からおすすめの本3冊のうちの一つだったので読んでみた。因みに、他の2冊は既に読み終えている。判断テストでは、ペシミストであった。実は意外だった。よく考えてみると本質はペシミストと納得できた。どの様にオプチミストになるかは、要は気持ちの切り替え。最後のまとめがボランティアの参画とは、期待したことと異なった。
    科学的、論理的にまとめている点は他の本とは大きく異なるので説得力はある。但し前半はややくどいとも思う。読み返して理解したいと思える本であった。

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    2020年06月08日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    幸福理論とウェルビーイング理論は異なる。幸せがウェルビーイングにとって最も重要であるという考え方には反対である。
    ウェルビーイング度が向上し抑うつが軽減するエクササイズ
    ①感謝の訪問:頭に浮かんだ人に感謝の手紙を書いて自分で直接その手紙を届ける
    ②うまくいったことエクササイズ:今日うまくいったことを3つ書き出して、どうしてうまくいったのかを書く
    「このよりことはなぜ起きたのか」
    「この出来事は自分にとって何を意味するのか」
    「将来どうすればこのようなよいことをもっと経験することができるのか」


    積極的ー建設的反応エクササイズ:自分が大切に思う相手の身に起きたよい出来事について相手が自分に話し

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    2017年10月26日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    「ポジティブ心理学の挑戦」

    ポジティブ心理学のテーマはウェルビーイング。これを測定する判断基準は持続的幸福度(フラーリッシング)で、ポジティブ心理学の目標はこれを増大する事。

    人間はどうしても人生に意味や目的を欲しがるもの。有意義な人生とは自分よりも大きいと信じるものに属してそこに仕えるという生き方。人類はこれを可能にするあらゆる制度(宗教、政党、エコライフ、ボーイスカウト、家族等)を築き上げてきた。

    「幸福度」
    テーマ:幸福
    尺度:人生の満足度
    目標:人生の満足度の増大

    「ウェルビーイング理論」
    テーマ:ウェルビーイング
    尺度:ポジティブ感情、エンゲージメント、意味・意義、ポジティブ

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    2018年04月05日
  • ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

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    セリグマンの10年ぶりの新作。
    前半は、セリグマンのいろいろなエピソードが紹介されていて、「私はどうしてポジティブ心理学者になりしか」的な自伝みたいな要素もある。とくに映画「フィールド・オブ・ドリームス」を紹介しつつ、callingについての話しは感動した。(その後、映画を見直してみて、涙、涙)
    後半は、前著からの研究の進展を紹介する感じ。やや、話しが難しくなるのと、まだ進行中の研究もあって、ちょっと面白さは落ちるかな?が、今、ポジティブ心理学がどういうところに向かおうとしているかはよく分かる。
    セリグマン自身は、悲観的な人で、「幸福」とはちょっと遠いのだけど、そういうなかでも、単に、well

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    2017年04月30日