マーティ・O・レイニーのレビュー一覧
-
これはすごい!考えが変わった
内向型、外向型と言う分け方は知っていたし
自分は内向型なのはわかっていたけれど
内向型の気質は違う捉え方をすると
「発達障害」「アダルトチルドレン」「繊細さん」などと言ったりもするように思う。
40代の私は自分がずっと「対人関係が昔から苦手で一向に改善しない」ことに悩んでいた。
ググっても「克服するには」的な、『治さねばならないもの』として挙げる記事ばかり。
友達といても気が張る、疲れる、1人が好き。
人間として欠陥があるのだとずっとコンプレックスだった。
しかしこの本は根本からその概念を覆してくれた。
社交的になるにはコツや努力が必要だけど、その気質そのものはそのままで何の問題もない -
Posted by ブクログ
本の中に内向型を自己診断する30の質問、というのがありました。
まあ予想通り、内向型だったんですが、質問事項に「何かするといったら、ほとんどの場合その通り実行する」というのがあって、これは違うかなあと思って、ちょっと自己嫌悪に陥る(苦笑)
この本の主張を一言でまとめると「内向型のあなたは悪くない」ということでしょうか。ビックダディ風にいうなら「俺はこういう人間だ」とよく言えば、自己を肯定、悪くいえば開き直るというか。
内向型人間の特性が書かれている最初の章で、多くの内向型の人は「あれ、これ自分のことが書かれているのか?」と思うのではないかな。
この本の著者自身も内向型の人間だそうで、 -
Posted by ブクログ
世の中のマイノリティである内向型の人間が、どのように弱点を乗り越え、人生を楽しく生きるようにするかを、精神医学、心理学、生理学の面から説明している本。自身が内向型であるという微かな自覚と、陥る失敗や感じる罪悪感を乗り越えたいと感じて、購入した。
各章立て、内容ともに非常に分かりやすく、内容も納得いくように適度な知識を織り込み書いてある。筆者自身が内向型であることを自覚しており、コツコツとこの本の執筆に当たったことが読んで理解できるくらい、素晴らしい構成だ。どの章から読んでもよい。
外向型が良しとされる社会において、我々内向型は挑戦や克服を必要とされているが、無理はしなくてよいし、自分たちの長所 -
Posted by ブクログ
読む人を選ぶかもしれないが、私にとってこれほど救われた本はなかった。それくらい素晴らしかった。
今までの人生、どこか周りの人とは違う感覚があった。人の輪にうまく馴染めなかったり、人と話した後は異常に疲れたり。「あぁ、自分はコミュ障なんだ」と思い込むことで誤魔化してきたが、内向的だったのだ。
例え嘘であっても自分と同じ経験をしていた人がいると知っただけでどれほど救われたか。
こんな人にオススメです。
・ひとりでじっくり考えて仕事したい
・やりたい事はあるけどなかなか行動に移せない
・気分がコロコロ変わる
・職場で大声で話してる人がいるとイライラしやすい
・会議で自分の意見を押し通す人に「人の意 -
Posted by ブクログ
今まで僕が読んできた中で、最高峰といえます。
長年の悩みが「そういうことか」と解決した一冊でした。
・なんで人と会ったあとは、1人で帰りたくなるんだろう。
・なんで発表しようとすると、頭が真っ白になるんだろう。
・なんでここまでエネルギーを消耗するんだろう。
・なんで極端なまでにネガティブに考え込んでしまうんだろう…
などなど、他の人には簡単であろうことが、僕にはできないことばかりでした。
何かのハンディキャップがあるのでは…とずっと考えていましたが、こういう性質に過ぎないことが分かったのでした。
これだけでも大きな気づきです。
この性格を変えろとずっといわれ続け、僕も変えなきゃと思い続 -
Posted by ブクログ
ネタバレHPSの存在を別の本で知り、もっと知りたくなり読んでみた。本書ではHPSという言葉は使わずに、内向型と外向型は生まれもった気質であること、その気質は遺伝に組み込まれている物質により変わってくること、その物質は内向型と外向型とでは違うということ。その物質が通る経路も違うということ。
経路が違えば長さも違うので考える時間にも差があること。
どれもこれも初めて知る内容で、外向型はなぜいつも動き回りエネルギッシュなのか、なぜ内向型はじっくり考えることが好きなのか、その理由が脳のつくりから来ているなんて、考えもしなかったので、感動しました。
まだ読んでいる途中ですが、内容が濃く、HPSや内向型につ -
Posted by ブクログ
内向的な性格を分析し、生き方のアドバイスを送る作品。著者のマーティ・O・レイニー氏自身も内向的な気質、そして本業がカウンセラーという事もあり、具体的なケーススタディが多い。作品は3部構成で、診断と脳科学的な考察、内向型人間の処世術、暮らし方指南、といった感じ。
レイニー氏によると、人口の4分の3に当たる約75%の人々は外向的な気質を持っており、内向型人間はマイノリティーなのだそうだ。世の中の仕組み自体が、多数派である外向型人間に合わせて作られているため、内向型人間は疎外感を感じる事が多いのだろう。夏目漱石の言葉を借りれば、「とかくこの世は住みにくい」のである。
自分も典型的な内向型人間なの -
Posted by ブクログ
私は生粋の内向型人間。この本を読んで、自分がただの根暗な陰キャ人間ではなく、ただ単に性質としての「内向型」であり、それが悪いことでも、なおさなければならないことでもないということを認識できた。
パーティなど多くの人が集まる会などに顔を出した後、自分の行動について過剰に反省してしまうことなど、内向型あるあるの行動がまさしく当てはまり、それに対する対処法も知ることができた。
何より、内向型が罪でないことを何度も語りかけてくれて、自分に自信が持てた。
内向型であることを受け入れ、外交型主流の生きにくい世の中の渡り方、自分の尊重の仕方を学んだ。
「あなたでいよう。そして、あなたの光で世界を照らそう。」