マーティ・O・レイニーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スーザン・ケイン氏はTEDでの素晴らしいプレゼンが印象的だった。社交的で活動的な人こそ魅力的という通念が支配的な中で、「内向型な人」の持つ力を高らかに謳い上げ地位向上を試みた意欲的なプレゼンだった。本来内向型人間は人前に立つのが苦手なはずなのに。
謙虚の文化である日本と比べて根明な主張の強いアメリカ社会において内向型人間の肩身の狭さは想像以上だろう。本書は外向型と内向型は良し悪しではなく両者は違うのだということを述べ、お互いに理解し歩み寄るための方向性を示している。私も内向型寄りだが過剰刺激に対する反応はなかなか外向型の人には理解されない。
本書は内向型の人に強い共感と安心をもたらすだろう。難点としては啓発系翻訳本によく見られる内容の反芻が非常に多いのと、外向型の人はこの手の本は読まないだろう、ということか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学的根拠をもとに、脳の神経回路や神経伝達物質の働きなどから内向型と外向型の根本的な違いを解説している。
たとえば、「外向型の人は多くを経験したがるが、内向型の人は経験したことについて多くを知りたがる」という。外向型は、人との会話や新しい体験などの外部刺激からエネルギーを得るのに対し、精神活動が活発な内向型は、外部刺激が多すぎるとエネルギーを消耗してしまう。
そのため内向型は、情報量が多く、瞬発的な反応を求められる場面を苦手としやすい。対人場面でも、大人数の飲み会より1対1の会話、電話よりテキストでのやり取りの方が心地よいのも、こうした性質から説明できる。
こうした「対人スキル以前の、思考回路の根本的な違い」を知ったことで、小手先の会話術を学べば外向的になれるわけではない、と改めて感じた。
内向型にとって、外向型と同じように多くの人と関わりながら会話スキルを身につけていくハードルは高い。仮にそれができたとしても、対人関係を増やすこと自体が、内向型にとっての幸福とは限らない。
それならば、無理に外向型を目指すよりも、自分が内向型であることを受け入れ、「内向型としてどうすれば幸福度を最大化できるか」を考える方が、はるかに現実的で有意義だろう。
また、これらの視点は自分自身だけでなく、周囲の人を理解するうえでも役に立つ。
内向型と外向型に優劣はなく、情報の受け取り方や刺激への反応が違うだけだ。男性脳と女性脳の違いを知ることでパートナー関係が良好になるのと同じように、内向型と外向型の違いを意識しておくこともコミュニケーションを円滑にするヒントになると思った。 -
Posted by ブクログ
自分は自己診断テストで30問中23問にYESがついた。完全な内向型。
週末に予定を入れたくないことや、中身のない軽い話題を思いつかないのは、内向型だから? もう少し外向型寄りに振る舞えるようになりたいけれど、ひとまず納得。
もともと少ないエネルギーをどこに集中すべきかは、大事な問題だと思った。
日常のよくあるシーンを想定して、こう振る舞えばよい、こう考えればよい、と具体的なアドバイスを与えてくれるところが良い。ただ、なんとなく日本人のセンスと異なるのか、そのまま取り入れよう!という気にはならなかった。
内向型人間について、日本人が書いた本があれば読んでみたい。