船津靖のレビュー一覧
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[進展と後退と]解決への歩み寄りが見られたかと思えば、次の瞬間にはテロや敵対行為により、更なる混乱がもたらされてしまうことが重なるイスラエルとパレスチナ間の中東和平構想。その歴史をたどるとともに、著者自身の目から見たこの紛争の本質を考察した一冊です。著者は、共同通信社入社後、エルサレムやロンドンなど...続きを読むPosted by ブクログ
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ラビン首相の暗殺を序章に、イスラエル建国前後から現在に至るまでのパレスチナ問題の経緯を、自身の経験を織り交ぜながら解説。だから単なる事実の羅列ではなくて、実際にどんな人が何を思っていたのかってのが伝わってくる。パレスチナ問題について知るのにとてもいいです、良書。Posted by ブクログ
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パレスチナにおける紛争について、
20世紀以降の話題を中心に概説する。
著者が現地にいたこともあり生きた言葉で書かれており、
時折挟まれる著者の体験や思いも興味深い。
>「一人死亡」「数人負傷」ぐらいでは割愛するほかない。
>だが(中略)短い文や数字の中に、
>自分が死ぬより辛いわが子の死や、
>...続きを読むPosted by ブクログ -
近年(2000年以降)のパレスチナ問題を中心に書かれた本書。テロのことが厚く記述しており、テロ=悪のイメージを払拭させる内容で非常に参考になる。シャロン政権のところは必見。Posted by ブクログ