ヒュームのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
記述のすべてが現代にも妥当しうるとは思わないが、読んでよかったと思える。
古典的哲学書は、まずその思考過程、着眼点、問題意識に現代でも学ぶべきものがあり、その結論にすべての価値があるとは限らない。
本書はまず、ぼくらが因果関係としてとらえているものにメスを入れる。認識作用は、超越論的(アプリオリ)に、因果のフィルターがかかっている、と主張したカントの思考がヒュームからきていることがわかる。また、因果を含む、すべての空間的、時間的関係は縁によって成り立つ、仮のものと主張する仏教とも親近しているといわれるゆえんもある。つまり、必然的な因果関係はありえず、蓋然性からしかとらえられないという主張であ -
Posted by ブクログ
「それは、われわれが徳と悪徳とを区別して、ある行為について、非難されるべきである、あるいは賞賛に値すると宣告するのは、観念によってなのか、それとも印象によってなのか、という問題である。」
印象=本能、直感
観念=学習
と捉えるとわかりやすいと思う。私にとってこの本はとても難しくて、読みきるのが大変だった。たぶん理解はそんなにできていなだろう。ただ、第一篇七節からはそれまでよりも読みやすいと感じた。
72ページの第二段落のところはとても面白い。同じことをすれば同じ結果が得られるというのは、そうおこりうると確からしいというのを補強するだけで、それが絶対におこることを示しているのではない。