諸永裕司のレビュー一覧

  • 消された水汚染
    推理ドラマを読んでいるような筆者の推理力と行動力に感服。
    何十年も前から東京の地下水が汚染されていたこと、調査していながら公表しない隠蔽に驚いた。
  • 消された水汚染
    先日たまたま見ていたNHKの番組で特集していた有機フッ素化合物。そのあまりの恐ろしさにビビりました。

    そしてこの本を読んでさらにビビりました。
    何が怖かったって…有毒さはもちろんですが、日本の隠蔽体質のすごさがもうエグイ!

    有機フッ素加工物は永遠に残る有害物質の一つ
    焦げ付かないフライパンの加工...続きを読む
  • ふたつの嘘 沖縄密約[1972-2010]
    「山崎洋子を超えた」というキャッチコピー通り、超えています。何より小説的な胡散くささがない。二人の女性からの視点という切り込み方も見事。
  • 消された水汚染
    フッ素化合物、PFOA/PFOS、ダイオキシンに劣らない人工の猛毒物質が日本の地下水を汚染している現実を知っている人は日本で何人いるのだろう?

    本書ではPFOA/PFOSの汚染具合が詳細に記載されているが、何といっても興味深かったのは水を管理する公営団体(都や市)に対して尋常でない回数の問い合わせ...続きを読む
  • 消された水汚染
    これは、永遠の化学物質と呼ばれる有機フッ素化合物による水汚染問題を追い続けた、朝日新聞の記者のレポートである。有機フッ素化合物とは、焦げ付き防止加工のフライパンや、ハンバーガーなどの包装紙、化粧品、レインコート、半導体、泡消火剤など、身近な用途に多岐にわたって使用されている化学物質である。水や泡をは...続きを読む
  • ふたつの嘘 沖縄密約[1972-2010]
    西山事件を、西山氏の妻と、情報公開訴訟の弁護士の視点から描いた力作。2人の女性の思いの強さとともに、筆者の執念も感じられる。ドラマ「運命の人」や、その原作小説に興味がある人は、ぜひ本書も手にとってほしい。西山事件とはなんだったのか、その本質を考えさせられる。
  • ふたつの嘘 沖縄密約[1972-2010]
    国が国民に対して「嘘」をつく。
    沖縄密約に関して、密約はないと言っていた国は、
    結果的には大嘘をついていた。

    不都合なものを隠す体質というのは、
    今回の原発騒動でも明らかだった。

    国は国民を守るためにある。
    この一冊は、その本質に迫っていた気がする。
    非常に興味深く読めた。
  • ふたつの嘘 沖縄密約[1972-2010]
    昔の新聞とかで当時この事件がどう扱われてたのかをしりたくなった。
    私は、意外と司法に興味があるのかもしれない。
  • ふたつの嘘 沖縄密約[1972-2010]
     特に何かしらの拘りがあるわけではないのだが、なぜか、「沖縄密約事件」関連の本読んでいる。 山崎豊子「運命の人」、澤地久枝「密約」。 ただし、本作は上記二作とはやや趣が異なり、事件の中心人物の一人、西山記者の細君にスポットを当てて描かれている。また、第2部は、国による情報公開という切り口から、事件に...続きを読む