『檸檬先生』 ヒット記念〈特別短編〉「一番星」

珠川こおり

＜第15回小説現代長編新人賞受賞作『檸檬先生』増刷決定！＞

珠川こおり『檸檬先生』刊行記念
小説現代2021年8月に寄稿された短編「一番星」を特別公開！

俺たちの夏は熱かった。合唱に絵描き、燦々と輝く芸術の日々。

太陽が照りつける中一の夏、合唱コンクールの練習に行けなくなった俺が出会ったのは、薄緑の帽子をかぶった絵描きのおっさん。ひょんなことから絵を教わることになって――。

『檸檬先生』に通ずる、鮮やかに彩られた短編。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 講談社
• ページ数: 30ページ
• 電子版発売日: 2021年08月11日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[じゃがいも · ★★★☆☆]

少年時代と夏休み

読んでいる途中で、ずっとずっと昔の曲であるが井上陽水の「少年時代」を思い出した。本書の内容と直接の関連性はないが、小学生の田舎の家での夏休み ということで雰囲気 懐かしさ がよく描き出されている。「絵」がかなり重要な役割を果たしているが、今ひとつ鮮やかさにかける気がするところが残念である。

[ごま豆腐 · ★★★☆☆]

一番星

綺麗だった。
少年の純粋な感情がそのままなく映されていた。
今年の夏の思い出はなんだろうか、と考えてしまった。