大正史講義【文化篇】

大正史講義【文化篇】

1,265円 (税込)

6pt

4.0

大正時代の日本は、さまざまな外来の文物を貪欲に受け入れ、豊かな社会の到来もあって新たな思想や価値観、生活スタイルや芸術文化を生み出した。労働運動がさかんになり、デモクラシーへの要求が強まるとともにナショナリズムも勃興する。教養主義が成立し、女性の地位が変わり始めるなか、大衆社会化によって多様な消費文化が生まれていった。百花繚乱ともいえるこの時代の文化を、二五人の研究者による最新成果を結集して、イデオロギーにとらわれることなく、正確に描き出す。

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大正史講義【文化篇】 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年12月31日

    大正デモクラシー、という言葉があるが、大正時代は、近代化を駆け足で進めてきた明治時代から、個の時代、「大衆化」されてきた時代で、現在の日本社会の原型を形作った時代として捉えることもできる。

    大正デモクラシーの時代が、なぜ、軍国主義に向かわなければならなかったのか。
    相反することにように思えるが、実...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月30日

    <目次>
    第1章  吉野作造と民本主義
    第2章  経済メディアと経済論壇の発達
    第3章  上杉慎吉と国家主義
    第4章  大正教養主義~その成立と展開
    第5章  西田幾多郎と京都学派
    第6章  「漱石神話」の形成
    第7章  「男性性」のゆらぎ~近松秋江、久米正雄
    第8章  宮沢賢治~生成し、変容しつづ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月29日

     前著『大正史講義』に続く【文化篇】。大衆が登場してきた大正時代においては、文化の有り様も現代にかなりつながっていて、かなり身近に感じられるテーマが多い。

     前半は、大正教養主義と吉野作造、上杉慎吉、西田幾多郎、漱石等ビッグネームが登場するが、中盤からは『赤い鳥』、童謡運動、民謡運動、大衆文学、漫...続きを読む

    0

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