現代民主主義 指導者論から熟議、ポピュリズムまで

現代民主主義 指導者論から熟議、ポピュリズムまで

946円 (税込)

4pt

3.8

二〇世紀以降、思想・理論ともにさらなる多様化が進む民主主義。本書は、政治学をはじめ、ウェーバー、シュミット、シュンペーター、アーレント、デリダ、ムフなどの思想から、その大きな潮流と意義を捉える。指導者や選挙による競争、市民参加、熟議/闘技、ポピュリズムといった多くの論点から、現代デモクラシー論の可能性に迫る。試行錯誤を繰り返してきた軌跡を通して、二一世紀の民主主義を模索する試み。

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現代民主主義 指導者論から熟議、ポピュリズムまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月19日

    最近読んだ本数冊に民主主義がキーワードとして出てきたので読んでみた。
    民主主義という言葉の曖昧さ、民主主義という枠の中での目標や良いとするものの移り変わりを知れてためになった。
    デモなど選挙以外の政治参加についての見方が変わる。
    理解はしきれてないので後でもう一回読みたい。

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    Posted by ブクログ 2021年07月03日

    シティズンシップ、とかステークホルダーとか、熟議とか言う名目で、ネイション(国民国家)を否定するような民主主義論がその筋にあふれていることを知って背筋がゾッとした。このようなネイション(国民国家)の否定と戦うためには、ポピュリズム的なモノは有効な武器になるなと再認識。

    ああ、「熟議」とか「討論が足...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月02日

    割と内容が難しかった。民主主義や政治理論・思想の基礎的な知識がないとところどころ厳しい。

    ただ興味深い点もいくつかあった。普段何気なく使っているような用語も、細かくみてみると自分が考えていた定義や意味合いも結構違っていたりする。

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    Posted by ブクログ 2021年06月21日

    20世紀以降の民主主義論について、指導者民主主義、競走型エリート主義、多元主義、参加民主主義、熟議と闘技、現代思想に至るまで、その理論と言説をコンパクトに解説

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    Posted by ブクログ 2021年05月27日

    政治学の視点から、20世紀以降の民主主義観の移り変わりがまとめられています。教育学が専攻である私にとっては、少々難解でした。政治学に関する背景知識があると、読みやすいと思います。
    また、この本から、民主主義の捉え方が多様であると気づけました。この多様な捉え方は、政治学だけではなく教育学(特に社会科教...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    【民主主義というフィクションのいろいろな説】

    学者、思想家の間で唱えられるたくさんの民主主義の在り方のについて、20世紀ごろからの主要な議論が紹介されている。

    あとがきに書かれている通り、包括的ではなく、指導者、選挙、参加型民主主義、などの主要な争点について、主だった政治学者に的を当てて、議...続きを読む

    0

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