逃げ上手の若君 3

松井優征

諏訪領、北の国境で 瘴奸率いる悪党が非道な侵略を開始し、大人は皆殺しにされ、幼子だけが村に残されていた。時行は二刀使いの青年・吹雪と出会い、彼の緻密な策略で悪党の追撃を凌いでいたことを知る。時行の逃げ上手に着目した吹雪は、敵大将を討ち取る奥義を授ける…！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 週刊少年ジャンプ
• ページ数: 209ページ
• 電子版発売日: 2021年11月04日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 55MB

[ブクログ · ★★★★★]

どこか落ち着いた作風の中で、知恵を学び、コメディを楽しめました。

3巻目ですが、1話ごとに、いたる所に面白さがあるので、どんどん読み進めてしまいました。

次回4巻も、ますます楽しみです。

[ブクログ · ★★★★★]

鎌倉幕府を取り仕切る北条家が足利尊氏の謀反で滅び、残された北条時行が復讐を誓う漫画の第3巻です。
小笠原貞宗が派遣した瘴奸一派が諏訪領地端を襲う中、時行らは吹雪という策士と出会います。
吹雪から伝授された剣術により時行は敵将と渡り合い、仲間と共に成長を確かめることになります。
4巻にも期待します。

[匿名 · ★★★★★]

今はよく分からない「悪党」を掘り下げています。楠木正成も悪党の一人なんですよね。倒したと思った瘴癘入道が生きていたりやはり史実には背けないように設定されているのかな？

＃アツい ＃深い ＃タメになる

[まゆ · ★★★★★]

歴史ものだけど読みやすい。

歴史に沿った話を面白く展開している。
キャラの表情は過去作品と同様にシリアスでかっこいいところもあれば、急に崩れるようなところもあり、メリハリがあるも感じる作品です。

＃笑える ＃ドキドキハラハラ ＃カッコいい

[kourogi · ★★★★★]

面白かった。
時行様が覚醒しつつある。
悪魔のような戦い方だけど、あんな可愛い顔されたら、もうどうしようもない。

＃アツい ＃ドキドキハラハラ ＃タメになる

[ブクログ · ★★★★☆]

歴史モノなのにファンタジー要素があることについてきちんと理由を説明して現代とのつながりに整合性をつけようとする作品は好き

雫は人ではないのかなあ

[匿名 · ★★★★☆]

時行の敵をも崇拝させてしまうほどの魅力に笑いました。乱世に染まりきっていない笑顔がすごいしそこが魅力だなと思いました。

[匿名 · ★★★★☆]

吹雪、頼もしいですね。仲間になってよかった。ただあの瘴肝が生きながらえてしまったのが怖いですね。パワーアップして戻ってきそう

[匿名 · ★★★★☆]

新しく頼もしい仲間が増えたのは何より。しかしあのハゲ頭が生き延びてしまったのはな…今後がちょっと不安です。

[ブクログ · ★★★★☆]

諏訪領中山荘に向かった時行一行が出会ったのは、吹雪と名乗る少年と、悪党を率いる瘴奸。
ここで初めての戦場描写かな。これから多くの戦場を描くことになるだろうけども、どれだけ個人武勇の熱狂と、戦術・戦略の冷静さを同時進行させることができるのか。この両方でテンション昂ると、歴史モノがとても面白くなってゆくのです。

時行が個人武勇を身につける戦となった瘴奸との一騎撃ち。彼の資質を活かすお膳立てあっての戦い。その策略を立てたのは、新たに仲間となった吹雪少年。戦術・戦略面での役割が期待されます。時行の郎党が皆同年代なのは、歴史を踏まえてのことか。いつまでも、頼重たち大人がいてくれるわけでもないですし。案外、時行長生きするし。
時行が習得した「鬼心仏刀」。じわじわとなぶり殺しにするような戦い方で、主人公の技としてはえぐい。敵の使う戦法だと思います。興奮している様が余計にその印象を強くします。瞳のキラキラがなければ、完全アウト。純粋ゆえに善悪の区別がない、という感じ。怖い人だ。

頼重や雫の神通力を通じて、この時代の社会通念の変化を緩やかに伝えたと思いきや、その全てをぶち壊してゆく存在が尊氏ということを見せつける展開。
足利兄弟もね。直義もいずれ、兄の価値観と相容れなくなるときがくるのですよ。
いやいや、楽しみ楽しみ。