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『日本のヤバい女の子』の著者が贈るすべての女子へのエール! ガール・ミーツ・ガールから「未来の私たち」の物語が始まる。最強の応援ソングのように心強い、キャッチーで自由で繊細な最新エッセイ!
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Posted by ブクログ
原田さんらしいのだが、紹介されている作品をほぼ読んだこと、観たことがなく、あらいネタバレをくらいつづけている気分になってしまった。
『女ともだち──ガール・ミーツ・ガールから始まる物語』は、『日本のヤバい女の子』『百女百様』などの著書が多くの女性の支持を得たはらだ有彩さんが、小説、コミック、映画、アニメなどの物語のなかで描かれた「女性ふたり」の関係に注目し、「彼女たち」の物語を通して「私たち」に力強いエールを送ってくれるエッセイ...続きを読むです。 比較的読書好きだと自任していたけれど、実はほとんどの作品を未読だった・・・ボーイ・ミーツ・ガールの話ばかり読んでたのかな・・・。今まで女の子の強さや美しさをはらださんのエッセイでたくさん感じてきて非常に気持ちが良かったのだけれど、今回は「ふたり」の関係性にフォーカスが当たっていて今までのエッセイとは少し毛色が違う感じ。だけど、すべてを肯定していく感じは変わらなくて、こんな関係もありだよね!と軽やかに先入観で固まった女同士のどろどろイメージを葬り去ってくれる。『ふたりのロッテ』は有名だけど今度ちゃんと読んでみたくなった。
女性同士の関わり方、シスターフッド、フェミニズムに興味があったのでタイトルに惹かれて読んでみたが、少女革命ウテナの中で『ウテナとアンシー』に着目せず、『樹璃と枝織』に焦点を当てている時点で、私の求めていた「女ともだち」像とはずれているのだと思う。 全体的に性的な描写について触れているところが多く、...続きを読む結局物語上『女』というものを描こうとすると性やセックスから抜け出すことは不可能なのかと苦々しい思いになる。 以下、引用。 “ちなみに枝織の感情を「いかにも女子的だ」「ドロドロしている」とコメントすることは、全くバリューのない行為である。妬むという字が女に石と書くのは、妬むという字に女と石というパーツをあてがいたいと思った「誰か」が存在したからだ。彼女たちを取り囲み、思惑通りの意味を与えようとする「誰か」というのは、ウテナのキャラクターにおいては「世界の果て」、現実世界においては「現実世界」そのものである。枝織はお姫様になる夢しか見てこなかった。誰もそれ以外の道を示してくれなかった。” “いまだネイバーフッドを構築するために「シスター」フッドが必要で、ヒューマニズムを実現するために「フェミ」ニズムが必要な現状を鑑みると、この本はやはり「『女』ともだち」でなければならない。” “全てのフィクションは現実世界を生きている人間の手によって作られる。意図的であろうと、無意識的であろうと、フィクションは現実世界の構造を少なからず引き継ぎ、引き受けている。”
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女ともだち~ガール・ミーツ・ガールから始まる物語
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