さんばん侍 利と仁

さんばん侍 利と仁

836円 (税込)

4pt

4.2

江戸の企業再建エンターテインメント!

二十四歳の鈴木颯馬は、元は町人の子。幼くして父を亡くし、母とふたりの貧乏暮らしが長かった。

縁あって、手習い所で働くうち、大器の片鱗を見せはじめた颯馬だが、十五歳の時に母も病で亡くし、天涯孤独の身となってしまう。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。町道場で下働きしている際、ひょんなことから、田中藩江戸屋敷に勤める「さんばん殿」鈴木武治郎に才を買われ、めでたく養子に。

だが、勘定方に出仕したのも束の間、田中藩領を我が物にせんとする老中格の田沼意次と戦うことになってしまい……。

恩義ある藩を救うべく、わけありで、酒問屋麒麟屋の番頭となった颯馬に立ち塞がる壁、また壁! 江戸の剣客商い娯楽小説第一弾!

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さんばん侍 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • さんばん侍 利と仁
    836円 (税込)
    江戸の企業再建エンターテインメント! 二十四歳の鈴木颯馬は、元は町人の子。幼くして父を亡くし、母とふたりの貧乏暮らしが長かった。 縁あって、手習い所で働くうち、大器の片鱗を見せはじめた颯馬だが、十五歳の時に母も病で亡くし、天涯孤独の身となってしまう。 しかし、捨てる神あれば拾う神あり。町道場で下働きしている際、ひょんなことから、田中藩江戸屋敷に勤める「さんばん殿」鈴木武治郎に才を買われ、めでたく養子に。 だが、勘定方に出仕したのも束の間、田中藩領を我が物にせんとする老中格の田沼意次と戦うことになってしまい……。 恩義ある藩を救うべく、わけありで、酒問屋麒麟屋の番頭となった颯馬に立ち塞がる壁、また壁! 江戸の剣客商い娯楽小説第一弾!
  • さんばん侍〈二〉 麒麟が翔ぶ
    726円 (税込)
    拝金老中、歯ぎしり! 心を商う侍が戦う! 老中格の田沼意次は、駿州田中藩の改易を企んでいた。 田中藩が借金している酒問屋麒麟屋を倒産に追い込み、藩と店を共倒れにしようとしているのだ。 片や、次代藩主の本多正供は、算盤に長けた勘定方の鈴木颯馬を麒麟屋に送り込む。 麒麟屋の大番頭へと身を変えた颯馬は、田沼の罠を次々と打ち破るが、ついに破綻の危機が訪れてしまう。 麒麟屋は一年の商いの大半を春の新酒の買い付けで賄っているのだが、田沼の陰謀のため、今年は仕入れられなかったのだ。 みな諦める中、颯馬はある秘策を思いつく。そのためにはまず、銘酒にも引けを取らぬ「藤酔」を仕入れなければならない。 急ぎ駿河国藤枝の蔵元へと旅立つ颯馬と麒麟屋のひとり娘・紬。 道中、刺客に襲われながらも、ふたりは沼津まで辿り着く。が、目の前には橋から身投げしようとする男が。引き止めてみれば、取引先から預かった五十両を掏られてしまったという。 死んで詫びようとする男に、颯馬は金より命が大切と、持参した手付け金すべてを渡してしまうのだった。ようやく無事に「藤酔」の蔵元に着きはしたものの、手ぶらの颯馬は一体どうするのか? そして、一発大逆転の秘策とは?

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さんばん侍 利と仁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    天涯孤独の颯馬がだんだんと出世して行く様、そして生き方に感動しました。「情は人の為ならず」この言葉、心にしみじみと感じました。町人になり酒問屋の番頭での活躍はヒーロー顔負けでした。もうハラハラドキドキ読む手が止まらずこれぞエンターテイメント時代小説あっぱれの一言。すごくいい所で終わってしまい早く続き

    0
    2021年03月05日

    Posted by ブクログ

    父親を亡くし、母親の手間仕事で生計を立てている仁吉。
    いつもお腹を減らしていた。

    ある日手間賃が入った日に、母親とそばを食べに出かけた。
    途中、丸薬を売る男が少年を殴っていた。
    病の母親に飲ませたいと盗んだのだった。
    母親はその金を払ってやるがそのせいで食事ができなくなった。

    そんな暮らしをして

    0
    2022年11月25日

    Posted by ブクログ

    貧しい棒手振りから侍の養子となるところまでは人物紹介的なところもあり,後半の商家での活躍からどんどん面白くなっていく.が,これ続くのね.田沼意次との攻防の始まりだ.

    0
    2021年04月18日

    Posted by ブクログ

    202103/こういうエンタメ時代小説好きなのでとても面白かった!貧しく苦労してるけど一生懸命な主人公も魅力的だし、危機→知恵と工夫で解決、な展開もたまらない。とても気になるところで終わってて早く続きが読みたいのに次巻まで待たされるのがもどかしい。

    0
    2021年04月04日

    Posted by ブクログ

    いただきもののプルーフ。
    著者の方が経営コンサルとかで物価とか経済的な話がもっと表に来るのかと思ったけど、わりと普通の「時代小説」。まぁこっちが勝手に期待して機体と違ったって言うてるだけですけど。NHKのドラマ、大河とか朝ドラやなくて全6回くらいのヤツにしたらオモロそう。

    0
    2021年03月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    続きを下さい‼️

    こんないい所で切るなんて(T . T)

    とても面白かったです(^^)
    仁吉が、その人柄で周囲を変えていくのがいい。

    ビジネスとはこうであってほしいと思う一冊です。

    続き〜!

    0
    2021年03月14日

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