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Posted by ブクログ
本書の目的は会計用語の解説や記憶ではなく、会計の数値と企業活動をリンクさせて思考できるようになることです。会計の数値は企業活動の結果として表現されるものなので、会計の数値から企業活動の構造を把握することが出来るはずですし、逆に企業活動から会計数値の構成を推定することも出来るはずです。
本書は著者が会計の企業研修を行なっている内容をベースに構成されています。損益計算書と貸借対照表の二つが主な対象になっており、大まかな構成の説明が最初にあります。その後は「企業名から会計数値を予測する」、「会計数値から企業名を予測する」といったワークを通して会計の読み方を実践的に学べる内容が続きます。研修の場ではグループワークになっているため、実際にあり得そうな受講者の会話も挟みながら進んでいきます。
会計数値は常に疑問や仮説を持って読むことで内容を深く理解できるということが何度も述べられます。学習する際には普遍的に重要な考え方だと思います。「なぜこの会社は販管費が高いのか?」「売上原価は他社や理想と比べてあるべき姿になっているか?」など定量的な会計という世界において、その数値をどのように理解するかという訓練を繰り返すことで、より正確にその企業を理解する助けとなります。自社の会計数値を定性的に理解できれば、より収益を上げるための経営判断も正確に下すことができるようになるように思います。
経営に直接関与する立場ではなくても会計を理解しておくことで、自社を含めて会社という組織や経営陣の判断をより理解できるようになると感じました。
Posted by ブクログ
会計は数字を定量的に分析するのではなく、ビジネスそのものを定性的に分析することが必要であるということが理解できる本。
会計の数値は企業活動の結果である、なので、ビジネスを考えるスタートは数値ではなく、企業活動する中での、外部、内部環境を的確に把握することにある。
決算書を読む前に、自分なりにどのような中身になっているか仮説を持って考えてから見ること、また仮説を立てるときにどのような状況に晒されているか、外部、内部環境をフレームワークを使いながら考えてみることが大切である。
そしてこれを興味を持って訓練し続けることが、自分にとって何より重要。
考える手順がわかること、フレームワークが整理されていることからこの本を見ながら考えていくのにも使える、おすすめできる本。
事象が起きる原因を論理的に押さえていくと良い(売れない→売値が下がる→粗利が下がる→プロモーションのため販管費が上がる→営業利益が下がる、など)
学びメモ
・会計の数値を常にビジネスの活動と関連づけながら捉えること
・ある数字に対してWHY?、SO WHAT?なぜその数値なのか、その数値から何が言えるのか、問いかけ、意味合いを導くこと
・決算書を読む前に仮説を立てること
・仮説を立てるときには間違いを恐れないこと
・5Fで脅威を考える、まずは自社の業界をどう定義するか
・バリューチェーンを用いることで、事業の流れを分解し、どこに戦略の優位性を出しているかを分析する
・ビジネスモデル、利益構造を常に念頭に入れる
・マーケティングは、research→STP→MM→implementation(実施)→control(管理)
ベンチマーク
・売上高営業利益率10%、製造業における優良企業で用いられる
・売上高総利益率20〜30%、製造業でも小売業でも比較的よく見られる平均値
・ROE 8%、経産省が発表した伊藤レポート
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ビジネス・実用
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