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Posted by ブクログ 2018年12月29日
「生の美学」というのが、フーコーの最後のメッセージなのかな?
「性の歴史」第1巻は「知への意志」(1976年)で、いわゆる「生政治」という刺激的な概念を打ち出したきわめて刺激的な本だったのだが、8年間をおいて、フーコーの死の直前にだされた「快楽の活用」(1984)は、淡々とした静謐な感じの本でその...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月14日
『性の歴史』第二巻。一巻とはうってかわって古代ギリシャ・ローマを中心に論述が始まる。
ここでは、古代ギリシャ・ローマ時代の性に対する言説を俯瞰していくことで、「主体」への配慮がどのように形成されてきたのか、また両性というカテゴリへの考え方はいかなるものであったのか、ということが問われている。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月15日
フーコーの他の著作をかじったときはもっと切れ味鋭いイメージだったけれど、率直に本作は古代ギリシャの性について精緻にまとめた歴史書以上に感じられなかった。ただ、第五章でプラトンのエロス論を分析する際は鮮やかさを感じられた。
これを先に読んでいれば『饗宴』など古代ギリシャ時代の本を読んだときにもっと先に...続きを読む
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