経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。

長岡マキ子 / magako

「す、好きです！」「えっ？ ススキです!?」。陰キャ気味な高校生・加島龍斗は、スクールカースト最上位＆憧れの白河月愛に罰ゲームきっかけで告白することになった。予想外の「え、だって今わたしフリーだし」という理由で付き合うことになった二人だが、龍斗はイケメンサッカー部員に告白される月愛の後をつけて盗み聞きしてみたり、月愛は付き合ったばかりの龍斗を当たり前のように自室に連れ込んでみたり。付き合う友達も遊びも、何もかも違う２人だが、日々そのギャップに驚き、受け入れ合い、そして心を通わせ始める。読むときっとステキな気分になれるラブストーリー、始まります！

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 男性向けライトノベル
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 富士見ファンタジア文庫
• シリーズ: 経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。シリーズ
• 電子版発売日: 2020年09月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 12MB

[tochi · ★★★★★]

作品としては面白かった。

だけど、月愛は正直ヒロインとしては推せないかな。最終的に海愛と繋がってほしいまである。何故なら海愛の方が遥かにヒロイン然としているから。

個人的にヒロインに必要な要素は「主人公じゃなきゃダメ」という感じを出す事だと思っていて、いくら素敵で可愛くて良い娘だとしても、「別に主人公じゃなくてもいいんだよね」と少しでも思わせるようなキャラは正直、ラノベのヒロインには向かない。可愛くて良い娘だから、なおさら恋愛観についてなんでだよってなる。

正直、初期設定間違えたでしょってくらい月愛は残念な美少女ってだけでは片付けられないほどにアホで恋愛観がラノベのヒロインのそれじゃない。エロマンガのキャラの方がしっくりくるぐらい。

今後の展開で月愛の今までの恋愛観が間違いだった事に気付くか後悔するかの描写が最低限ない限り推すことはない。多分、後悔はできないと思うけどね。結果的に主人公と出会ってしまったから。

蛇足だけど、月愛は負けヒロインになってこそ価値が生まれる思う。だからこそ最終的に海愛と主人公がくっつけば、月愛は初めて魅力的なラノベのキャラになれる。このままだと現実とも創作ともどっちつかずだからね。個人的にはそう思っている。

イラストの可愛さも相まって、畑を荒らされた気分で読むラブコメ。心のモヤモヤを感じたい人にはオススメの作品。

[abc · ★★★★★]

ざ ラブコメって感じ

特に何かこれといっていい点もないが、徐々に親しくなっていく感じのラブコメが好きならおすすめ。ただただ甘いラブコメが読みたいならいいかも。

[猫又 · ★★★★★]

よかった

話自体は淡々としていてタイトル通りの話でした。しかし、淡々としている分、ﾀﾞﾀﾞ甘なストーリーをするすると読めた感じがあるので個人的にはとても楽しんで読めました。とりあえず読み終わって最初に思ったのは……、こんな彼女欲しい…泣

[ブクログ · ★★★★★]

めちゃくちゃよかった。
内容はタイトル通りの王道ラブコメ。

月愛が健気で可愛すぎる。
海愛もキャラが立っててよかった。一番に終着することとかが中の下の莉子様を思い出した。

キャラの掘り下げとかがどんどんできそうだし続編期待してます。

[カエル · ★★★★★]

なかなか切ないが基本ハッピー話

自分が経験が少ない立場で、相手が経験進んでいることに対し、のめるかのめないかで続巻を買えるかどうかが決まる本。
ただし中身はとても素晴らしく、心情や切なさ、主人公の決意など良く描かれていると思う。

＃切ない ＃感動する ＃深い

[かーぼー · ★★★★☆]

ちょっと言い訳がましい

経験済みであること、男にとってそれは心の中では本当は大問題で、実際には覚悟しているつもりだし納得している振りをして、それでも好きな気持ちが上回っていることを理由に、無理やり平気な顔をする。
自分も散々遊んできたから、相手が別に初めてじゃなくても、初めての相手と付き合った経験があるから、知っているから別に良いと思えることもある。
けれど、彼女が何も着ていない裸の姿を、いま自分だけが触れられて見れるはずのその権利優越感を持っていても、既に何人も自由に触れていて見ているのであれば、優越感を感じる一方の無意識下でその価値を下げてしまっていることを、男性はやはり無意識に蓋をして気付かない振りをし、女性はそのことに気付かず、知らない。
元カレの大きさやテクニックが気になる。
しかし、比較することはできず、それとなく彼女に聞けば自分に有利な答えが帰ってくる。
笑顔で「そっか」と返事をしながら、裏では全く信じられていない。
どこをどうされたんだろうか？、どこまでやっているんだろうか？
リアルに考えたら気持ち悪いので、考えないように蓋をするのが男の心情だが、女性はそのことを知らない。
過去の不安に、気にしてないよって言葉を、自分のために安易に信じようとする。
何年も付き合い、その後結婚して何十年一緒にいたとしても、不意にぼんやりとそのことを考える時が何度もある。
他人が使い回した唾液のたっぷりついたスプーンを洗って舐めているのと同じ。
素に戻ったら、そんなもの使えない。
そして、あの時、こいつとじゃなくて、まだ自分以外に好きな気持ちを誰にも向けたことがなかった、あの子と今もまだ続いていたら、というもしもの未来を想像する。
この物語は、初めてを無駄にしてしまい後悔している女性の気持ちがよく描かれている。
でも、しつこいぐらいに、とても言い訳臭い。
純粋だから間違った、後悔しているけれどプラスにもなっているなどなど。
底の浅い、浅はかな女性が考える言い訳が、一生懸命に綴られた物語。
このヒロインは、どんなに綺麗に描かれていても浮気できる女性だろう。
俺がこの主人公の友達なら、複数オーナーに使い古された中古のスポーツカーは止めて、新車のスポーツカーである妹を選び、生涯大切に乗り続けろと勧めるだろうな。

[nanjyo · ★★★★☆]

続きが楽しみ♪

とりあえず読了。
DQNネームさえ無ければ良い作品。
でもその欠点のお陰で読み難い読み難い。
本当マジ勘弁して欲しいネームセンス。
ストーリーに大きな穴掘ってどうすんの？って感じ。
作品は気付いてないのか？意図的なのか？

[ブクログ · ★★★★☆]

彼女は恋愛がいままであまりいい経験をしていなくて、恋愛に対しても最初は認識の相違が２人にあった状態から始まりだけど、加島くんがちゃんとはっきりと彼女にちゃんと想いを通じ合って、恋愛して好きになってからいろいろなことをしていきたいと意思表示をするところはすごくよかったです。彼女を大事にしていきたい、好きあって思いあって信頼関係を築きたいと願う彼に白河さんが徐々に惹かれていく過程がすごくよかったです 加島くんが白河さんのためにデートの前にいろいろなことにチャンレンジする彼も最高でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ラノベ研究①。処女厨という言葉に代表されるほど、オタクカルチャーでは非処女がタブーだった。それなのに、本作では正面からテーマにしている。中身は、主人公とヒロインがストーリーを通して成長し合う、正統派ラブコメ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

最近ではよくあるラブコメ作品だが、ヒロインの白河月愛の設定がなかなか面白い。これまでの男性経験のためか、男性に対する価値観や偏見がナナメ上過ぎるのである。そんな彼女に主人公の加島龍斗が振り回されドギマギする様子がクスッとくる。最終的に二人は結ばれると思うが、ライバルとなるであろう、もう一人のヒロイン黒瀬海愛がどんなアプローチをかけてくるのか、今後の展開が楽しみである。