無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2017年03月25日
現在の国際情勢と平和主義(及び非平和主義)に関する現状を詳述し、民主的に非暴力か暴力かを選択する情報を提供したいという筆者の姿勢には完全に賛同するし、その意図はよく伝わってくる。
が、たぶん筆者が考えている以上に、この内容は難しい。参政権は18歳に引き下げられたが、これを読める高3生はほとんどいな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月30日
憲法改正問題がクローズアップされている中、長年の矛盾とされてきた、憲法9条と平和主義の問題。特に「平和のために戦うべきである」という問題をどのように考えるかによって、軍事力との関わり方・立ち位置が定まってくる。本書ではただ「平和主義」の字面だけで片付けることをせず、敢えて「平和主義」の内実を政治哲...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月17日
「 平和主義とは何か 」 平和主義のあり方を考察した本。本書の立場は 自衛戦争を容認した 平和優先主義。
「愛する人が襲われても(平和主義を貫くのか」「なぜ殺人は禁止なのか」「正しい戦争はあるか」「平和主義は非現実的か」などの考え方を提示。法律家、政治家、メディアから 提示されたことがない主張で ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月21日
安倍晋三が言う「積極的平和主義」の概念がよく分からない。
これまで「積極的平和主義」と言うのは戦争や紛争がなく、
貧困や差別が存在しない社会を作ることだと思っていたのだ
けれどね。
どうも安倍晋三が口にする「積極的平和主義」は私が思っていた
概念と相当のかい離があるらしい。てか、よく分か...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月11日
平和主義・・・
暴力ではなく非暴力によって問題解決をはかろうとする姿勢のこと・・・
暴力に対して暴力で応答しない・・・
他国から侵略を受けても武力に武力で応戦しない!あくまでも外交努力や非軍事的措置で解決するんだ!
うむ・・・
これに対して・・・
他国から攻め込まれたらどうするんだ!?
応戦しない...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月21日
あらゆる場面で、それぞれの立場により許容される暴力の介入、というのはまさに本書でも紹介されているM.サンデルの話…つまり正義を巡る問題であって、そう考えると一応戦後はある程度平和主義の傾向を前提としながら国際関係が変化していったのかもしれません。しかし、終盤でも懸念されているように明らかに好戦的な傾...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月06日
トルストイの『戦争と平和』を読んでいる最中に目に入ったので、手に取る。
とても現実的な視線で書かれた「平和主義」の入門書だと思う。平和主義のパターンを類型化した上で、対象的な立場や、批判的な立場からの反論も検証していく。
タイトルに「政治哲学」とあるように、検証の仕方は論理に論理を重ねていく思考実...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月19日
政治哲学の見地から見た平和主義の解説。
手法としてはまず平和主義にどのような分類があるか整理したうえで、様々な非平和主義の主張と「対話」するスタイルを取っている。
その結果として
(1)戦争と平和に関する主義・立場について政治哲学的見地から広く理解できる。
(2)非平和主義の主張を紹介し、相対化...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月29日
平和主義という概念がいかなる意味内実をもち、異なる立場と比較した場合、平和主義理論がいかなる思考を提供してくれるかを平明に解説している。国際関係論における、国際関係はいかにあるべきか、という問題に対する様々なアプローチを現実主義や人道介入主義として取り上げているが、国際関係論を専門的に学んだ人にとっ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。