ペルシア帝国

ペルシア帝国

1,265円 (税込)

6pt

4.0

なぜイラン高原の辺境から、世界史上に輝く二つの帝国が生まれたのか?
ハカーマニシュ(アケメネス)朝とサーサーン朝、気鋭の研究者がその興亡を描く、世界史ファン待望の一冊!

ペルシア悲劇、ペルシア絨毯を生んだ、哀調を帯びた神秘的な桃源郷。
しかし、古代オリエント期のペルシアは、リアリズムの極致というべき世界だった!
急激な都市化、海のシルクロードの掌握がもたらす経済的繁栄。
西アジアからエジプトまで支配するに及んだ壮大な組織力と軍事力。
くりかえされる宮廷クーデターと兄弟間の殺戮……。
そしてリアリズムの塗料が剥げ落ちた時、古代ペルシアに衰亡が忍び寄る――。

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ペルシア帝国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イスラーム期以前の,主にハカーマニシュ朝とサーサーン朝についての解説本である。

    本書では,古代ペルシアのエネルギーが拠って来るところを,ハカーマニシュ朝における大王の宮廷政治と,サーサーン朝における皇帝と大諸侯との鬩ぎ合いに見る。(p25)

    0
    2021年06月07日

    Posted by ブクログ

    アケメネス朝(ハカーマニシュ朝)とサーサーン朝(エーラーン帝国)の2王朝をペルシア帝国と定義し、この間概ね1000年の勃興を概説している(なお、アルサケス朝パルティアは最低限の記述のみ。)。ギリシア等ヨーロッパから見た歴史ではなく、ペルシアから見た歴史を描いており新鮮に映る。古代オリエントの世界を眺

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    (本書ではペルシャ語表記にこだわって違う表記をしているけど、ここでは判りやすくギリシャ語表記で)アケメネス朝とササン朝ペルシャの通史。最初は慣れないペルシャ語表記に戸惑うものの、ササン朝になると筆者の筆が滑らかすぎて一気に読めてしまいます。宗教的にはゾロアスターのみということは無く、結構込み入ってい

    0
    2021年02月22日

    Posted by ブクログ

    ゾロアスター教、イラン・イスラーム思想を専門とする著者によるペルシアから勃興した2つの帝国史の概説書。人名・地名表記に慣れるのに少し時間がかかったが、徹底したペルシア視点からの記述が新鮮で面白い。

    0
    2020年11月21日

    Posted by ブクログ

    大変面白かったが、読むのに苦労した。
    何故なら、人名、王朝名がペルシャ語記述だったからで、私たちが知る名はギリシャ語(ヨーロッパからの名称)なので、アケメネス朝ペルシャがハカーマニシュ朝ペルシャになったり、読み進んでいくうちに「あぁ、これはダリウス、これはクセルクセスか。」と後でわかることが多かった

    0
    2020年09月28日

    Posted by ブクログ

    大部分は読み進めるのが大変だったが、ホスロー二世の治世になって、がぜん面白くなった(当時の人にとっては、堪ったものではないが)。
    ビザンティン帝国と戦端を開き、相手の首都をお互いが同時に攻撃するという、聞いたことがない状況。「どうなっちゃうの、これ!?」というドキドキ感。
    4軍すべて投入し、よく他か

    0
    2020年10月24日

    Posted by ブクログ

     本書は、イラン高原南西部のペルシア州を拠点として、ペルシア人が建てた2つの帝国、ハカーマニシュ朝(ギリシア語名アケメネス朝)とサーサーン朝の興亡を描いた一冊である。

     通読しての感想の一つは、後継を巡っての争いの血腥さである。継承がルール化されていないとそうなりがちなのであろうが、それにしても厳

    0
    2020年09月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感心のない人には、★は低いかもしれませんが、古代オリエント世界を統一した帝国の話を、誰かまとめて書いてくれないかなとずっと思っていたので、個人的にはヒットです。

    ギリシャ側の視点(主にヘロドトス)で描かれることが多いので、ペルシアそのものに焦点が当たっていることも珍しく貴重な研究の本と言えます。

    0
    2021年06月05日

ペルシア帝国 の詳細情報

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