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Posted by ブクログ 2024年03月28日
1956年、『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』日本版(EQMM)創刊準備が進んでいた早川書房に入社、編集者として『EQMM』を支えた生島治郎の自伝的な小説。当時早川書房の出版部長だった詩人・田村隆一の悠揚迫らざる立ち居振る舞いや、都筑道夫や福島正実、常盤新平ら同僚との日々、結城昌治、佐野...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月02日
疾走感あふれる「ほぼ自伝小説」。
昭和31年に早川書房に入社して編集者として成長し、昭和39年に退職して処女作を上梓するまでを描いた成長物語。
ただ、著者自身の歩みを描いていると同時に、日本推理小説界の発展期を描いているので自伝なのに群像劇になっている。
入社試験で面接官を務め、上司となった田村隆一...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月21日
二十三歳の越路玄一郎が入社したのは、個性派揃いの梁山泊のような出版社だった。部長の田村隆一に仕事を叩きこまれ、都筑道夫の後を受けて『EQMM』編集長を務め、そして作家に。一九五六年~六四年の疾風怒涛の編集者時代と戦後ミステリの草創期を活写する、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説。
文庫で読んで以来...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月14日
本書を読むことにしたのは、断片的にはいろいろなところで取り上げられていた、戦後海外ミステリーの紹介の役割を果たした、EQMMの創刊から初期にかけての状況を知りたいと思ったからである。
その期待はある程度満たされたが、本書は何よりも著者の、あまり期待もなく入った新入社員時代から、編集の面白さに目覚め...続きを読む
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