やまゆり園事件

やまゆり園事件

作者名 :
通常価格 1,782円 (1,620円+税)
紙の本 [参考] 1,980円 (税込)
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作品内容

2016年7月26日未明、神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が死亡、職員2人を含む26人が重軽傷を負った「やまゆり園事件」。
犯人は、元職員の植松聖。当時26歳。
植松死刑囚はなぜ「障害者は生きるに値しない」という考えを持つようになったのか?
「生産性」や「有用性」で人の命を値踏みする「優生思想」は、誰の心の内にも潜んでいるのではないか?
命は本当に「平等」なのか?
分断しない社会、真の「共生社会」はどうしたら実現するのか?
植松死刑囚との37回の接見ほか、地元紙記者が迷い、悩みながら懸命に取材を続けた4年間のドキュメント。

〈目次〉
第1章 2016年7月26日
未明の襲撃/伏せられた実名と19人の人柄/拘置所から届いた手記とイラスト
第2章 植松聖という人間
植松死刑囚の生い立ち/アクリル板越しに見た素顔/遺族がぶつけた思い/「被告を死刑とする」
第3章 匿名裁判
記号になった被害者/実名の意味/19人の生きた証し
第4章 優生思想
「生きるに値しない命」という思想/強制不妊とやまゆり園事件/能力主義の陰で/死刑と植松の命
第5章 共に生きる
被害者はいま/ある施設長の告白/揺れるやまゆり園/訪問の家の実践/“成就”した反対運動/分けない教育/学校は変われるか/共生の学び舎/呼吸器の子「地域で学びたい」/言葉で意思疎通できなくても/横田弘とやまゆり園事件
終章 「分ける社会」を変える

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
出版社
幻冬舎
掲載誌・レーベル
幻冬舎単行本
電子版発売日
2020年07月21日
紙の本の発売
2020年07月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
6MB

やまゆり園事件 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年01月13日

    元ライターです。
    膨大な取材量かつ非常にわかりやすい文体。神奈川新聞記者の能力に感動。
    植松聖を通して、社会の問題と矛盾を突いた一冊です。

    ・「生きる価値なし」と命の選別をした植松は、生きるべきではないと死刑をくだす矛盾。
    ・世間では命の価値は平等と謳いながら、出生前判断で染色体異常が見つかると9...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    インクルーシブ教育といいつつ、地域に知的障害者の施設は作らないでと言う。
    植松がネット上では正しいと考える人が、とてもとても多くいることが分かる。
    自分はどうか、読んでいてずっと自問自答させられ、答えが出ないような気持ちになった。
    一つ不満は、入居者、家族への言及はたくさんあったが
    施設従業員への言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月24日

    人の尊厳を、
    その生産性や効率性といった主観的合理主義からのみ測るのは虚しい。
    理屈では語れない愛おしさが、
    生命にはあると信じている。

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    Posted by ブクログ 2020年09月13日

    狩猟生活から農耕生活。農業から工業。機械制御、電子制御、AI。進化とともに人は自らが生産しなくてもよくなる。と同時に文化を発展させ心が豊かになる。書籍や絵画では飢えや風雨を凌げないが、遠かった存在の思いが身近に感じられる。人自身が生産しなくてもよいために生産性はある。人には生産性は求められない。生産...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月02日

    各章立てを一人、あるいは数人のチームで取材したもので構成しているためか前半は内容の重複や繰り返しが多く読みにくく感じた。
    取材したものをふんだんに盛り込もうとしてこういう構成になったのだろうがもう少し内容を整理した方が良いのではないかと感じた。

    後半はこの事件から見える社会の障害者に対する問題につ...続きを読む

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