アメリカの制裁外交

アメリカの制裁外交

924円 (税込)

4pt

4.8

米外交は経済制裁、特にドル覇権を背景とする金融制裁を抜きには語れない。しかも北朝鮮やイランなどの敵対国やテロ集団にとどまらず、根拠法の「国外適用」により第三国の企業や個人も制裁の対象になり得る。なぜ経済制裁は多用されるのか。それは世界に、そして自国に何をもたらすのか。「米国第一主義」の内実を抉る渾身の一冊。

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アメリカの制裁外交 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この書がアメリカの制裁手段としてドル決済の停止の有効性、その影響力をわかりやすく著された良書なのは確かだ。

    アメリカがドル決済の停止による金融制裁を多用し始めたのはオバマ政権以降であり、トランプ政権になると武力行使を忌避する自身の意向から無秩序に乱発された。政権ごとに一変する外交方針の一貫性のなさ

    0
    2023年10月03日

    Posted by ブクログ

    昨今のウクライナ危機で、制裁について取り上げられる機会が多いため、手に取った。

    近年のアメリカ外交における制裁について、分かりやすく解説してある。特に、基軸通貨ドルの強さを活かした金融制裁の威力が詳しく書いてある。事例を交えて解説しているので、ニュースと関連付けながら理解できる。ポスト冷戦期のアメ

    0
    2022年02月14日

    Posted by ブクログ

    【米国の金融制裁はこの「司直の長い腕」による執行力がポイントである】(文中より引用)

    国際報道などでよく見かけるようになったアメリカによる経済・金融制裁。いったいどういった効果をもたらしているのかを具体例と共に説明しつつ、それが長期的にドルの覇権に与える影響についても考察した作品です。著者は、共同

    0
    2021年03月17日

    Posted by ブクログ

    2022年のロシアによるウクライナ侵略の前にまとめられた本。
    米国が経済制裁を多用するようになった経緯がまとめられている。

    0
    2022年08月21日

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