鉄道のドイツ史 帝国の形成からナチス時代、そして東西統一へ

鴋澤歩

１８１５年、大小さまざまな主権国家の集合体・ドイツ連邦が誕生。以降、ドイツは帝国、共和国、ナチス、東西分裂、そして統一へと、複雑な軌道を疾走した。本書は、同時代に誕生した鉄道という近代技術を担った人びとと、その組織からドイツを論じる。統一国家の形成や二度の世界大戦などの激動に、鉄路はいかなる役割を果たしたのか。「富と速度」（ゲーテ）の国民経済を模索した苦闘とともに、「欧州の盟主」の実像を描き出す。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 教育
• 出版社: 中央公論新社
• 掲載誌・レーベル: 中公新書
• ページ数: 304ページ
• 電子版発売日: 2020年05月17日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ブクログ · ★★★★☆]

「ドイツ鉄道史」ではなく「鉄道のドイツ史」。「ドイツ史の中の鉄道」みたいなニュアンスなのかな。ちょっと話が総花的で「ここもっと読みたい」みたいなところがそこかしこに。