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定年を迎えたからといって、努力をやめてはいけない。むしろ「人生の集大成」に向けた時期が始まるからこそ、日々ベストを尽くして生きる必要があるのだ。常に全力で目の前の物事に取り組めば、何歳からでも「伸びしろ」はあるし、後悔などしない――。伊藤忠商事会長、中国大使を歴任した著者が、豊富な人生経験をもとに定年後の幸せから、老後の理想、若い世代との向き合い方まで、縦横無尽に記した人生後半戦の指南書!
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Posted by ブクログ
日本を代表する大企業の会長・中国大使を歴任された著者の 経験と考え方を少しでも知りたいと思った 気づき ・地球上で数多くの生き物がくらしているが他者に何か してあげることで喜びや幸せを感じられるのは人間だ け ・長い人生の中で逆境はいくらでもある。むしろ人生も 仕事もすべて順調にいったり反...続きを読む対に逆境ばかり続いた りするほうが珍しい。悩むようなことではない。 ・問題が多いほど人間は一生懸命生きているということ ・気心の知れた友人でも仲の良い夫婦でも血のつながっ た家族でも理解しあえない部分があって当然 ・精一杯努力することがなかったらサムシンググレイト を感じることはない ・40代後半から50代にかけての人間の時代に入ったら部 下に対しての優しさや思いやりの気持ち、グループを ひとつにまとめ上げる統率力も必要 ・上司たるものどんな話をすればいいかなど考える必要 はない。これまでの人生や仕事のなかで体験してきた ことを聞かせてあげればよい ・ムードメーカー的な人が一人いてくれるだけで職場の 雰囲気はぐっと和む ・労働者の幸せを本気で願うのならばどうすれば働きや すい環境をつくって働く人の意欲を高めていけるのか 考えないといけない ・部下が心配いりません。まだまだやれますと強がって 答えることを鵜呑みにしてはいけない ・相談役もよい。一般の社員の困りごとや迷っているこ とに電話やメールで気軽に相談に乗れるなど ・たとえ出世しなくてもずっと貧乏暮らしでも人生の最 後にこれでよかったのだと自分で納得し、安堵感をか んじながら死ねる人が本当の意味での勝ち組 経験からくるビジネス・教育・人生への心構えの言葉のひとつひとつが重く、また深い。それにくわえて海外、特に中国への洞察が深いと思いました。
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丹羽宇一郎
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