日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実

日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実

990円 (税込)

4pt

4.3

「円朝の落語通りに書いて見たらどうか」と助言された二葉亭四迷は日本初の言文一致小説『浮雲』を生んだ。初の女流作家田辺花圃と同門だった樋口一葉は、最晩年に「奇跡の14ヵ月」と呼ばれるほどの作品を遺した。翻案を芸術に変えた泉鏡花と尾崎紅葉の師弟。新聞小説で国民的人気を得た黒岩涙香と夏目漱石。自然主義の田山花袋と反自然主義の森鴎外。「生活か芸術か」を巡る菊池寛と芥川龍之介。12人でたどる近代文学史。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文学史を時系列通りに辿っていくというよりも、テーマを絞って掘り下げていく本である。
    黒岩涙香について知ることができて、良かった。

    0
    2020年02月20日

    Posted by ブクログ

    文体をテーマに三遊亭円朝と二葉亭四迷を取り上げるというようにテーマごとに2人ずつ取り上げて合計12人、代表作を中心にその人生を描いている。最後が菊池寛と芥川龍之介である。それぞれの作家の文学史に持つ意味がまざまざと浮かび上がってきて、とても面白かった。これらの作家を巡る人々や時代の様相や別枠のトピッ

    0
    2019年10月19日

    Posted by ブクログ

    12人の文豪を2人1組でまとめることによって両者の様々な繋がりを見ることができた。
    知識が全くない私にとっては一人ひとり単独の人物として認識していたが、この本を読んで作家が互いに影響し合い、自分の主義を醸成していく背景までも知ることができた。

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    同時代の二人を比較しての文学論。具体例も多く、楽しく読むことができました。
    個人的に近代文学が好きなんで、漱石あたりから芥川までが興味深かった。黒石涙香って、あんまりしらなかったけど、面白かった。『岩窟王』とか『ああ、無情』って、黒岩の訳なんですね。今でも、時々使うなあ。

    0
    2024年07月13日

    Posted by ブクログ

    今日の日本文学の礎を作った名高い文豪たちの様々な面をエピソードや丁寧な分析、いろいろな傍証や引用をもとに検証された労作です。こんな作品が新書版で読めると言うことがとてもありがたく、この国の文化の素晴らしさだと思います。

    0
    2021年11月13日

    Posted by ブクログ

    章ごとのテーマの設定が面白く、そこにそれぞれ2名だけに焦点をあて扱うことで見えてくるモノがあって面白い。
    2名の選び方も面白く、円朝と四迷とくれば「ああ、文体構築の話だな」とピンと来ますが、涙香と漱石を並べられると接点が思いつかない二人で、「新聞小説」というキーワードでようやく結びついて「なるほど!

    0
    2020年01月30日

    Posted by ブクログ

    近代日本文学について代表的な人物を選んで学ぶことができる。すべてを網羅しているわけではないが、この本を読めば、近代日本文学の発生から展開まで通覧できる。ちょうど三宅雪嶺の評伝を読んだ後なので三宅かほについて詳しく知れてよかった。樋口一葉、田山花袋、読んでみようかな。

    0
    2019年12月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     人物史中心というスタイル。
     作品の解説という要素は、あまり無い。
     けれど、ここを第一歩に進めていく時には、確かな足場になるだろう。

    0
    2019年09月19日

日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

堀啓子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す