あした、また学校で

あした、また学校で

1,265円 (税込)

6pt

月曜の朝、小六の一将(かずまさ)に声をかけたのは、幼なじみの咲良(さくら)でした。「一将の弟、荻野先生に怒られて泣いてたよ」。運動が苦手な弟の将人(まさと)は、「できない子は朝練に来て」と先生に言われたのに練習に行かず、しかられたのです。でも、将人にとって、数ある運動のなかで、大縄飛びは「できる」に入ります。将人は怒られなくてはならなかったのか、そもそも大会に勝つことが、そんなに大事なのだろうか……。一将のもやもやを咲良が大問題に発展させていくうちに、一将も咲良も、そして代表委員会メンバーの五年生も六年生も、ひとつのクエッションに突き当たることになりました。「学校は、だれのものか?」。小学校高学年の彼らは、この答えにたどり着くことができるのでしょうか。【対象:小学上級以上】イラスト:稲葉朋子

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

あした、また学校で のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    学校はだれのものかっと問いかけられた時、どきりとした。児童書だけど大人のこころにも刺さる話。子どもの気持ちや話をちゃんときいているだろうか。

    0
    2024年09月15日

    Posted by ブクログ

    誰もが自分らしくいられる、学校がそんな場所だったら…。「また明日」と言える場所が、誰にもありますように。児童書は、それを通じて自分が過ごしたかった子ども時代を疑似体験できるところに醍醐味がありますね。

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    我が子のため?
    それは本当は自分のため?
    いろいろな悩みを持つ人たち。
    そこに想像力を働かせられたらすてきだな。

    0
    2021年11月22日

    Posted by ブクログ

    学校はみんなのもの。一将のことばはいいなと思った。ぼくの話を、お父さんとお母さんは聞いてくれるけど、先生の中にはちゃんと聞いてくれない人もいる。
    おぎ野先生は、いろんなことをがんばっているけど、すぐおこっしたり意地悪したりするから、うまくいかない。一生懸命やってるのに、校長先生が協力しないのがひどい

    0
    2021年10月10日

    Posted by ブクログ

    『学校は誰のものか』これって難しいと思いませんか?
    先生の言うことを聞くのがいい子。先生は親の顔色ばかりうかがう。
    子供が育つための学校が生徒で作れない。
    悲しいと思いませんか?
    とてもリアルで学校を変えるのってとても大変なんだなと思いました。

    0
    2021年09月05日

    Posted by ブクログ

    大縄跳び大会をめぐりゆれる子どもや先生の気持ちを丁寧に描く。
    大人のパートになっても違和感なく読める描写がうまい。
    一人一人が自分の意見を言うこと、言えること。ほんの少しでいいから。その大事さがよくわかった。

    0
    2019年12月29日

    Posted by ブクログ

    学校あるあるよねーと思いつつ、
    何もしようとしてこなかった自分の偽善に腹が立つ。
    学校をよりよい場所にしようと努力するより、
    我慢してればそのうち卒業だ、
    こんな所、二度と来なくてすむ、
    という方法の方が角が立たなくて楽だった。

    そうやって逃げ続けてきたから、
    今も逃げて行くことばっかり考えている

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    あした、また学校で。これはよくよく考えてみると当たり前のようでいて、当たり前のようでない言葉。最後の台詞の重みがすごい。学校は誰のためのものなのか。自分の気持ちを押し付けて、こどもの思いを汲み取らない教師、周りと発達に差のある主人公の弟(健気でよい子)など、身近にありそうな出来事、いそうな人が出てく

    0
    2022年01月19日

    Posted by ブクログ

    児童書はいい本が多いです。子供に読ませるという事で関わっている人たちも本気だからではないかと思います。普通の本が適当と言っている訳ではありませんが、意識的に大人たちが良い本を読ませたいと、真摯に考えていると思えてなりません。
    そしてこの本もとてもいい本です。
    学校行事で競い合う事と、勝つ為に強者だけ

    0
    2022年01月05日

    Posted by ブクログ

    数ページ読んで、あぁリアルだなぁと、心がざわざわした。私が子どもの頃、ファンタジーや外国が舞台のお話など、非現実的な世界を本に求めていたように思うので、子どもの頃に読んだらどんな風にかんじたのだろうか。
    先生が自分に都合よく論点を変えていくところ…私は母として、自分がしないように気をつけたいなぁ。

    0
    2020年01月11日

あした、また学校で の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文学の扉 の最新刊

無料で読める 児童書

児童書 ランキング

工藤純子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す