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轢死した作家・柏原のデビュー作『毒殺倶楽部』。それは、毒に魅了された5人の仲間が創作した話をまとめたものだった。しかし、「毒殺倶楽部」が実在するという噂が広がり始め……。第16回鮎川哲也賞佳作、待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
一気読みしました。一気読みしないとわからなくなりそうな構成で、はじめは少し進みにくい感じでしたが、作中作が二重になっていて虚構と現実から現実に真相が解明していくスピード感がとてもよかったです。
毒殺に興味のある老若男女が、あるキッカケで集うことに。 その回の中でも話したドクを使ったミステリをネタ元に小説を出版した男たちが、泥酔した状態で路上で寝込みクルマに轢かれ亡くなった。 それは本当に事故なのか?
「ミステリー作家を殺したのは、デビュー作の登場人物たちなのか?」という、なかなか謎な帯に惹かれて読んでみた。 轢き逃げされて死んだミステリー作家の作品『ポイズンクラブ』に出てくる登場人物たちは実在するのか、また彼らに著者は殺されたのか。 作中作と現実と交錯してるのが面白くもあったけど、現実の登場人物...続きを読むで結構こんがらがってしまった感。
01月-09。3.0点。 大学でミステリ愛好会だった主人公、OB会の帰りに轢死体を発見。被害者はミステリ作家、死亡時のことを編集者から聞かれた際、作中作の存在が。。。 被害者は、毒殺方法を話し合う匿名サークルにいたのか。 作中作の多重構造で、少し分かりにくい部分もあったが、2時間ドラマのようでサラ...続きを読むッと読めた。
小説『毒殺倶楽部』の著者は、作中の登場人物に殺された? あるミステリ作家の死は様々な憶測を呼んでいた。 しかし、作中の毒殺倶楽部のメンバーだと名乗る人物の出現で、事件は思わぬ方向に転がり始める……。 作中作と現実世界が交錯するミステリ小説。 作中作の多いミステリは、一冊で色々な話が楽しめてお得感が...続きを読むあるのが好きポイント高いです。 作中作の『毒殺俱楽部』とリンクするように現実の登場人物が出現し、作中で起こった事件が現実のものであるかのようにストーリーが進行していくのですが、作中作には様々な人物の意図が絡んでいるので、現実と作中作の登場人物は別人だとわかっていても混乱してしまうかも。 主人公の女性がやたら勘が良い? 察しが良い? のでストーリーが都合よく進行しすぎる感じもしますが、読みやすく動機も腑に落ちるもので楽しめました。 自分ではない誰かを自分の身を呈しても大切したい、守りたいと思えるのって、人として気高くて素敵です。
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