日本型資本主義 その精神の源

日本型資本主義 その精神の源

968円 (税込)

4pt

4.5

長期にわたって停滞を続ける日本経済。混迷から抜け出せないのはなぜなのか。本書では、その解明を歴史に求め、経済システムを支える日本人の「資本主義の精神」を探究する。強欲な金儲け主義への嫌悪感、ものづくりへの敬意や高品質の追求、個人主義ではなく集団行動の重視など、欧米はもとより、中韓など東アジア諸国とも異なる特質を明らかにする。そのうえで現代日本の経済システム改革への指針を示す。

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日本型資本主義 その精神の源 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    正座して熟読すべき一冊。鎌倉新仏教に端を発する易行化をキーワードに、マックスウェーバーを意識しつつ、日本における資本主義発展の仕組みが語られます。海運・鉄道といったインフラ整備や、特に近年の金融システムにも言及があるのは嬉しいところ。最後に少し出てきますが、同様の文脈で中国とかも考えてみると面白そう

    0
    2018年10月17日

    Posted by ブクログ

    Ⅿ・ウェーバーの「プロ倫」は既に100年前。中国・韓国などアジア諸国の急激な経済発展は、日本だけがその例外でなくなってきた。その社会学を見直しが必要な場面になっているのでは…。この宣言から始まるこの論文は「プロ倫」の向こうを張って新しい定式を打ち立てようとしている壮大な意気込みを感じる。著者は日本型

    0
    2018年09月24日

    Posted by ブクログ

    よく考えれば、至極当然のことであるが、資本主義にも国ごとの特色がある。日本において、明治の近代化以降の資本主義の進展は事実として受け入れられているが、実はそれ以前にも、資本主義精神が根付いていたということに、目から鱗が落ちた。日本型といったときに、経営活動の基盤として語られる「日本的経営」として特徴

    0
    2019年12月21日

    Posted by ブクログ

    日本と西洋の資本主義の違いの根本にあるのは宗教的基礎であるのではという論。
    マックスウェーバーが唱えたプロテスタントの精神に比較した場合、日本は大乗仏教の易行化という革新からそれぞれの職業においての求道や身近な他者といった概念が生まれ、それが社会的分業とそれに適合する道徳律を発展させたと。そしてそれ

    0
    2018年12月17日

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