背徳騎士の深愛

なかゆんきなこ / 白崎小夜

――今はまだ、あの男の代わりでいいから……。

憧れの騎士と政略結婚をしたレティーシャ。
だが彼はレティーシャを抱く気になれないと、
初夜の契りを交わさぬまま赴任地に戻ってしまう。
夫の無事を祈り、待ち続ける彼女だが、
ある日、彼の部下シーザーに夫の訃報を届けられる。
さらには、夫の愛人を名乗る女とその息子も現れて……。
「俺なら、あなたを悲しませたりしないのに」
傷つき自暴自棄になったレティーシャは、
女としての自分を必要としてくれるシーザーに縋り、
ついには一線を越えてしまい――。

一途な騎士×薄幸の未亡人、逃れられない背徳愛。


【目次】
プロローグ
第一章 嵐の夜に
第二章 夫の裏切り
第三章 愛人と隠し子
第四章 絶望の淵で
第五章 刹那の慰め
第六章 溺れる身体、移りゆく心
第七章 新たな約束を、あなたと
第八章 幽霊の来訪
第九章 決着の時
エピローグ
あとがき

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: イースト・プレス
• 掲載誌・レーベル: ソーニャ文庫
• 電子版発売日: 2019年11月07日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★★★]

論理的な展開の元、ヒロインとヒーローの恋物語が進んでいくので読みやすかった。
夫やその愛人に虐げられるヒロインを救うヒーローというのも私好みのシチュだったので、サクサク読み進められた。

[ハティ · ★★★★☆]

ソーニャレベル2くらい

ヒーローもヒロインもそんなに歪んでなくて2人の行動は割と理解できる。ヒロイン夫と愛人が歪んでるかな？とも思うけど単なる考えなしな2人なだけかも。多少ハラハラ感もあるものの、ヒーローがずっとヒロインに対して一途なので安心して読むことができる。最後は皆幸せそうで良かった。

[匿名 · ★★★★☆]

そんなに歪んでないけれど

レビューはそれほど高くないですが、私はそれなりに楽しめました。

ヒーローとヒロインの関係は、タイトルにあるように背徳的ではありませんでした。

ソーニャを意識したのか、二人の否定的な感情があまりに誇張して描かれているように感じましたが、二人の置かれた状況では、当たり前に抱く気持ちだと思ったので、その辺はさらっと流してもよかったのではないかと思いました。

挿絵がとてもきれいで気に入ったのも、★を４つにした理由です。

[ブクログ · ★★★★☆]

面白かった♪いいですね〜(*´∀｀*)ヒロインを聖女のように神格化して求める深愛と、夫の裏切りを知ったヒロインの傷ついた心を利用したヒーローの仄暗い本心が【光と影】のようにヒーローの魅力になっていて素敵でしたっ‼︎（ヒロインが良い子すぎるので感情移入出来なかった(^_^)）夫があまりにもクズすぎてビックリっっ！！∑(ﾟДﾟ)（苦笑）。【番外編】『ある春のひととき』★3

[s · ★★★☆☆]

悪役が...

あまりにクズで馬鹿っぽくて、折角のお話が、荒唐無稽になっているように感じました。
主人公2人のお話は良かっただけに、残念です。
あ〜、しつこいけど悪役、もうちょっと何とかならなかったのかなぁ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

最初はヒーローの一途な愛情に純情な恋愛話だな、と読んでいたけれど、まさかの最後でヒーローの腹黒な一面が現れ、歪んだ執着愛のあるソーニャ文庫らしさも見れて、そこは面白かったです。
ヒロインを翻弄させる夫や愛人のざまぁ展開も2人のあまりのクズっぷりにすっきりするくらい爽快な展開で、最後は幸せな気持ちで読み終わることができました。
読みやすく、最後はスッキリ幸せになれ、とても楽しませてくれる1冊でした。

[ブクログ · ★★★★★]

だんだんヒロインが不遇になり、絶望を感じてからの、ヒーローの一筋の希望の光感が半端なかったです…。
感情移入して涙がぼろぼろ。幸せになってくれ～～と続きが気になって一気読みしてしまいました。

ソーニャだからヒーローの計略だろうな～と思いつつ実際そうだったけれども、全然それでも構わないと思えるくらいヒーローがかっこよかったしヒロインは救われたし深い愛だと思います…。
というか、計略と知って余計愛を感じました。

最後に助けに来てくれるシーンはほんとドラマティックでハッピーエンドで読後感がとても良かったです。