経営参謀としての士業戦略 AI時代に求められる仕事

経営参謀としての士業戦略 AI時代に求められる仕事

1,485円 (税込)

7pt

3.9

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AIの利用が広がるにつれ、多くの士業が「定型的で単純な手続き業務はAIに取って代わられかねない」と危機感を強めています。
起業して新事業を始めたり、いち早くAIを取り入れたりするなど、業務の見直しに取り組む動きも出始めている一方で、「人間にしかできない仕事」としてコンサルティングを志向する動きが出てきています。
士業の専門知識に加え、経営参謀としての能力を備えれば、AIとの共存共栄は十分に可能です。
本書は、「経営参謀」を育てるプロによる、AI時代に食える士業であり続けるためのバイブルとして持っておくべき1冊です。

【「はじめに」より】
…時代の波は、資格によって一定の需要が確保されてきた士業の業界にも押し寄せています。特に強い影響を与えているのは、ITやAIなどによる技術の進歩です。
「業務単価の低下に悩んでいる」
「働いても働いてもほとんど利益が出ない」
「将来に向けてどう動いたらいいのかがわからない」
士業の方からのこのような相談をされることが増えてきました。…

今、士業は過渡期を迎えようとしています。
「機械に士業の仕事が奪われる」──そんな言葉も頻繁に目にするようになりました。たしかに一部の仕事は機械に奪われていくでしょう。しかし、士業の仕事がすべてなくなるわけではなく、人間にしかできない士業の仕事もまだまだあります。その一つが経営参謀という仕事です。

私は経営参謀としてさまざまな経営者とお付き合いする中で、経営者は業績拡大や新規事業の立ち上げといった「攻め」の部分は得意でも、法律や会計、税務、労務といった「守り」の部分には疎いと感じることが多々あります。この「守り」の部分は士業の専門分野であるため、士業は経営者の弱点を補完する経営参謀としてうってつけの存在だといえます。

実際に私も公認会計士、税理士として会計や税務といった「守り」の部分から関与を始め、次第に経営全般のご相談に乗るようにしていった結果、経営参謀として複数の会社の経営に関わるようになりました。

そしてこの経営参謀としての経験から、経営者が何に悩み、その悩みに対してどう関わるかということについて講演や講座でお伝えさせていただいているうちに、経営参謀として活躍する弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、中小企業診断士、弁理士の方も増えてきました。

そこで、AIやITなどの技術革新が続く中、人間にしかできない士業の仕事で付加価値をつけ、そういった仕事をどのように獲得していくかについて、私がこれまで士業の方に助言させていただいてきた内容をお伝えすべく、本書を以下の構成で執筆しました。

第 1 章: AI時代に士業が求められる仕事
第 2 章:士業の業務が自動化される可能性
第 3 章: AI時代の事業戦略
第 4 章:経営参謀になり業務を獲得する
第 5 章:士業の可能性をさらに広げる
第 6 章:これからの士業のマーケティング戦略
第 7 章:これからの士業の組織戦略
第 8 章:これからの士業の意識戦略

そしてもう一つ本書を通じてお伝えしたいのは、「機械化が進めば進むほど、『人間』の時代になる」ということです。どれだけ機械化が進んでも、人間には「人間であること」という強みがあります。それは「人間らしさ」や「人間力」と表現できるかもしれません。
その強みをどう発揮していくかについても、お伝えしたいと思います。

ITやAIの技術革新の波は、今後もとどまることはないでしょう。とはいえ、打つ手はあります。ほんの小さな一歩からでも、まずは一歩踏み出してみる。その小さな一歩が、5年後、10年後、人生を変えるほどの大きな価値をもたらすでしょう。

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経営参謀としての士業戦略 AI時代に求められる仕事 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    四年前にこの本を知ったときにすぐ読んでたらどうなってたかな?まぁ俺のことだからどうもなってないだろうな…
    思えば狭山の事務所から始まって江戸川橋の事務所にいた頃は、経営参謀なんて大それたこと考えられなかったけど、なんとかお客様に喜んでもらって、予想を超える成果を出して驚いてもらって紹介をもらいたいな

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    スポット的な接点や士業としての本来的な業務における接点から経営参謀としてコンサルタント業務に食い込む手法のくだり、具体的かつ真似しやすい内容でよかった。特に弁護士は法的な問題が発生した際に企業と接点を持つことになるので、どうしたらこなような問題の発生を防げるか一緒に検討しませんか?という形でコンサル

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    著者の経験や知人の話に基づいて、経営コンサルタント的な士業の働き方を中心に、定型業務に囚われない士業の働き方について詳しく記載してあって非常に参考になった。

    うちの会社は士業の業務の割合が多いが、経営的な目線も養っていきたい。

    0
    2021年08月23日

    Posted by ブクログ

    いい意味で期待を裏切る内容でした。

    ★クライアントに対するレクチャー
    ①どのような課題を解決するのか。
    ②その課題を放置するとどうなるのか。
    ③具体的サービス。
    ④③が①を解決する論理的根拠。
    ⑤解決事例。お客様の声。

    未来の仕事
    Think, Humanity, Body
    共感

    機能的価値と

    0
    2021年04月21日

    Posted by ブクログ

    これからのIT、DX、AIの時代に向けて、士業がどのような戦略を取るべきかの本。
    自動化されやすい業務を徹底して効率化し、生まれた時間でコンサル業務を行う、というもの。
    コンサルの手法自体も、7割コーチング、3割マーケティングという印象。
    現状成功している会社に対して、「御社の次のステージは?」とい

    0
    2021年02月01日

    Posted by ブクログ

    ▼技術進歩によるこれからの士業
    ■専門性を持つ作業者から脱却し、参謀(相手の理解+幅広い視点+達成支援)になるべき
    ■重要なスキルとして、質問力/共感力に加えその会社の悩みに詳しい人材たれ

    ◉士業は形を変え生き残る

    0
    2020年01月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半は、社会の流れから考えられることをシンプルに整理している。後半は、著者の経験と考えを元に、士業へのアドバイスをしている。

    士業未経験者からすると、面白かったのは以下の項目。
    ・今の仕事のためだけでなく、未来の仕事のための活動をすること(ライスワークとライフワークを分けるとも共通の考え方)。未来

    0
    2019年09月24日

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