映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと

ビジネス・実用
2,750円 (税込)

13pt

「拙いシナリオからは、どんな名監督の手にかかっても、良い作品は生まれない。徹底したディテールと構造の考察が、傑作をうむことを教えてくれる。」
――山田 洋次

「勉強になりました。クールに時に熱く書かれた脚本の名指南書。」
――犬童一心

世界中でベストセラーであり、ストーリー創作に携わる者ならば必読のハリウッド式脚本術のバイブルが邦訳。映画だけでなく小説、マンガ、ゲームなどすべてのストーリー創作の基礎となる三幕構成(状況設定、葛藤、解決)を習得する!

脚本は技術であり芸術である。では良い脚本が共通して持っている概念的な構成要素とは何だろうか。脚本の本質は、映像で語られるストーリーであり、すべてのストーリーとは共通して「発端」「中盤」「結末」をもって、部分と全体のよい関係をまとめられたものである。つまり、大切なのはストーリーそのものではなく、構造でありアクションである。脚本家はストーリーを進めるにあたりドラマの展開を決定していくが、そのひとつひとつのアクションの選択は決して行き当たりばったりで生半可に決断してはいけない。読者は、アクションのかたまりがシーンをつくり、シーンの集合体(シークエンス)が脚本の骨格となることがいかに重要か、本書によって常に意識することができるだろう。

本書はいわゆるHOW TO書ではない。つまりどうすれば書けるかを教えることはできない。
本書はWHAT TO書、つまり素晴らしい脚本を書くために何をしなければならないか、アイデアを持っているが脚本を書けないひとのために何をすれば書くことができるか示す、最良の指南書である。

脚本を書くことと、書こうとすることはまったく別のこと、書くか書かないかはあなた次第である。

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映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと のユーザーレビュー

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    購入済み

    三幕構成の指南書

    映画の脚本に関しての指南書です。
    主に三幕構成についてを紹介しており、映画のみならず、小説等にも適用可能かと思います。
    とにかく構成の基礎を知りたいという方におすすめでしょうか。多少くどいと言いますか、同じ話を何度も繰り返す部分もありますが、大事なことは学べるように感じます。
    うまく書けない場合に対する励ましのようなメッセージもあり、創作への心構えも一部載せられています。それらも参考になるでしょう。

    1
    2019年11月17日

    Posted by ブクログ

    脚本を書くつもりがなくても、これを読むことで脚本家の仕事が理解できるようになる。また、今までより深く映画を観ることができるようになると思う。

    0
    2019年09月22日

    Posted by ブクログ

    とても明解で、ユーモアと読者への励ましがあって、これは名著と思う。「ハリウッド3幕方式」について分かった。重要なことが率直に、いくつも書かれている。

    脚本を書く前に考えるべきこと。
    1.エンディング
    2.オープニング
    3プロットポイント1
    4.プロットポイント2
    しかも、この順番で。

    0
    2019年06月30日

    Posted by ブクログ

     脚本術、と銘打っているけれども、小説の創作にも使えますね。新人賞の講評なんかでもさらっと「三幕構成」とか当たり前の用語みたいに出てくるときがあるんですけど、その三幕構成を理論化した名著です。

     豊富な実例を挙げつつ、丁寧に物語の構成を組み上げていく方法を示してくれます。具体的な目安を教えてくれつつも、「でも規則にがんじがらめにするんじゃなくていいんだよ」ということも伝えてくれるあたり、柔軟性があります。「こういうケースもある」というのを具体的に挙げてくれたり、「こういうことでパニックになる人もいるけれど、大丈夫」ということを教えてくれるので、がちがちに型にはめられずに学んでいけるのがすごくいいなあ、と思いました。

    0
    2018年12月12日

    Posted by ブクログ

    とにかく有名なので読んでみた。
    前から持っていた「別冊宝島 シナリオ入門」の元になった本だけあって、書いてある内容は大体知っていたもの。
    ただ、実際の映画を例に説明してくれるのは、わかりやすくて良かった。
    名著と言われるだけあって実用性抜群だと思う。

    0
    2017年06月21日

    Posted by ブクログ

    知っていることもあったが、繰り返し読むと本質(に近い部分)を掴める、というのがわかった。
    あとは実践だけ……

    主題、登場人物、展開とどうしてそうするのか「選択」をし、それには「責任」が伴う、というのがよかった。

    また、小説とシナリオの違いも興味深かった。

    良質な映画も多く紹介されているので、それもいいかも。

    0
    2016年03月31日

    Posted by ブクログ

    脚本の書き方のクラシックらしいです。一人で文章を書くむずかしさとか、すごい。あとパートナーと合作の時に気を付けること。とか。大変勉強になりました。

    0
    2014年11月01日

    Posted by ブクログ

    アイデアを具体化し、ドラマにするためには、主題(テーマ)が必要である。主題とは、アクション(行動)とキャラクターを意味する

    アクションとは、どんな行動に関するストーリーであるのか
    キャラクターとは、誰に関するストーリーなのか

    主題
    アクション 身体/感情
    キャラクター 必要性の決定/アクションこそキャラクター

    アクションとキャラクターに関して、一、二行にまとめて書いてみる

    人生とは、アクション(行動)からなり、その終わりもまたアクション(行動)の一形態であり、質の変化ではない(アリストテレス「詩学」)

    全ての主要登場人物は、強烈なドラマ上の欲求も持っている
    ドラマ上の欲求とは、脚本の中で、その人物が手に入れたい、成し遂げたいと思っていることである

    よい登場人物を作るための、4つの絶対不可欠な要素
    ①登場人物は強力ではっきりした"ドラマ上の欲求”を持っていること
    ②その人個人独自の考え方、ものの見方を持っていること
    ③あるものに対する態度を体現していること
    ④何かしらの変化や変身を遂げること

    会話の目的
    ①会話によってストーリーが前に進む
    ②主要登場人物の情報を明らかにしていく

    この順番で考える
    ①エンディング
    ②オープニング
    ③プロットポイントⅠ
    ④プロットポイントⅡ

    オープニングに関する大切な6つのルール
    ①動きの中でストーリーを運んでいるか?
    ②登場人物が明確に紹介されているか?
    ③ドラマ上の前提が設定されているか?
    ④状況を作り上げているか?
    ⑤登場人物が直面し、乗り越える障害を作っているか?
    ⑥登場人物の「ドラマ上の欲求」が何かを述べているか?

    インサイティング・インシデント(誘引する事件)
    1ページ目の最初の言葉から、ストーリーを進めていく道具として使われている
    「事件」によってストーリーが動かされる
    観客と読み手の注意を掴む

    キー・インシデント(鍵となる事件)
    インサイティング・インシデントによって生み出される
    プロット・ポイントⅠで起こる

    インサイティング・インシデントは、この事件が起こることで登場人物が初めて投げ込まれ、ストーリーが動き出すのであるが、それはあくまでもきっかけの出来事に過ぎない。キー・インシデントこそが本質であり、本当のストーリーが始まる

    プロットポイントでは、人物の感情面と身体面のアクションによって引き起こされる。外面の出来事が、人物の内面に影響を与え、その人物の感情の動きによって、脚本が一つ上のレベルに移行する

    正反合

    正しい行いによって、ヒーローになる

    シーンの目的
    ①ストーリーを前に転がすこと
    ②人物についての情報を明らかにしていくこと

    一つのシーンでは、ストーリーに関する情報を一つ明らかにするのが原則

    シーンの2つの種類
    ①視覚的に何かが起こる
    ②会話シーン

    シーンの目的を設定し、その上で場所と時を設定していく。次にシーンの文脈を設定し、内容を決めていく。シーン内で使える構成要素を見つけ、効果的に使っていく

    コメディでは、おもしろおかしく演技するのは最悪なこと。コメディでも、ドラマと同様に、リアルな状況の中での、リアルな登場人物たちを必要とする

    シーンの場所

    シーンは、文脈を作り、その中で内容を組み立てていくことで作っていく
    シーンの目的、意義を考え、その上で「時」と「場所」を設定する
    ドラマを動かす、内的・外的葛藤を作り出すための、シーン内にある構成要素を見つける
    ドラマとは葛藤である。それを見つけるのだ
    ストーリーは常に前に進んでいく
    少しずつ、シーン毎に解決に向かって、転がっていく

    そのシーンの目的は何か?
    その存在意義は?
    ストーリーを展開させているか?
    シーン内で何が起きているか?
    そのシーンに人物が登場するまで、彼らはどこにいたのか?
    そのシーンの間、どのような感情の動きが人物たちにあるのか?
    その感情の動きは、シーンの意味にどれだけ関係してくるのか?
    なぜ、その人物がシーンに必要なのか?
    シーンの目的が何か?
    人物のアクション、会話がどのようにストーリー全体と関係してくるのか?

    シークエンスとは、一つの共通な目的に向かっていく、"発端""中盤""結末"という明確な形を持ったシーンの集合体

    シークエンスを、葛藤・矛盾によって組み立てる

    脚本を組み立てる作業と、実際に脚本を書いていくということが全く別のものであるということを理解する

    カードを使って、脚本を組み立てる

    リアクションだけでは駄目。人物の本質はアクション。受け身な主人公がアクションを決意する=プロットポイント1

    よい脚本は、1ページ目の一文字目から状況設定ができている

    会話の意義
    ①ストーリーを前に転がす
    ②人物についての情報を明らかにしていく
    ③観客と、必要な知識や情報を共有する
    ④人物同士の関係を組み立てる。関係がリアルで、自然で、現実味を帯びているようにする
    ⑤人物に深みと心、そして存在意義を与える
    ⑥ストーリーと人物の葛藤を明らかにする
    ⑦人物の心情を明らかにする
    ⑧人物のアクションを説明する

    シーンのアクションを、"発端""中盤""結末"に分ける
    ・シーンの意義は何か?
    ・人物はどこから登場するのか?
    ・その人物の、このシーンでの目的は何か?

    0
    2011年10月09日

    Posted by ブクログ

    ハリウッドの脚本家が描かれた、作劇術の本です
    有名な3幕構成についてよく書かれています

    状況設定、葛藤、エピローグみたいに脚本は3分割できて、計120ページくらいでまとめれるそうです
    人物の練り方は、ドラマ上の欲求というものが大切だそうです
    とにかく出だしを面白くしないといけないらしく、最初の10ページで絵的に映えて心を掴まないといけないポイントがあるそうです
    インサイディングポイントだったか何かだったと思います
    そして中盤で話の転換点、ターニングポイントが来るそうです

    例に挙げられるベストセラー映画があまり分からなかったので、著者の意見が伝わりにくいところもありましたが、何となく重要なことは伝わってきました

    3幕構成の仕組みの解像度が上がりました
    言われてみればな説明が多く、映画もそうですがソシャゲのシナリオを読んでいても3幕構成でいうところインサイディングインシデントや、オブジェクションインシデント?のようなものがある気がしました
    話の構成に関わる知識が入ってきたおかげか、以前より物語を観察しながら見れるようになりました

    特に会話、シーンごとの目的を解説されていたのが面白かったです
    シナリオを前に進めること、キャラとかの詳細設定を掘り下げる、解像度をあげることが目的なのは確かにそうでした
    優れたシナリオは1ページ、ワンシーンごとに話が前に進むし、キャラの解像度があがっている気がします

    また、キャラがリアクションするだけで終わっていないかという注意もよかったです
    反応だけでなく、行動、アクションを起こさないと何も始まらないのはそうでした

    それらを理解すると、シークエンスの説明がより伝わってきました

    具体的な創作術では、カードを12枚ずつ用いて、3幕構成ごとにシーンを起こしていくのはおもしろそうでした

    英語が横書きなので、脚本例も横書きで挙げられていて新鮮でした

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

    映画の脚本術について書かれた本です。おそらくこの業界ではバイブル的な本ではないかと思います。物語を3つに分ける三幕構成を骨子に第一幕から第二幕へ以降するタイミングをプロットポイントⅠ、第二幕から第三幕へのそれをプロットポイントⅡと呼んでいます。それぞれの幕でも発端、中盤、結末の3つに分けて考えて物語を構築しています。こうしたフレームワークを本書ではパラダイムと呼び、数々の名作を例に出して説明しています。脚本を作るうえで優れたフレームワークだと思います。勉強になりました。

    0
    2018年11月25日

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