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少年時代から、鏡やレンズ、ガラスに異常な嗜好を持ち、それが高じてついには自宅の庭にガラス工場まで作ってしまった男がたどる運命は……(「鏡地獄」)。表題作のほか、 「人間椅子」「人でなしの恋」「芋虫」「白昼夢」「踊る一寸法師」「パノラマ島奇談」「陰獣」という、乱歩の怪奇・幻想ものの傑作・代表作を選りすぐって収録。編/解説・日下三蔵
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Posted by ブクログ
江戸川乱歩の傑作怪奇小説集。「人間椅子」「鏡地獄」「人でなしの恋」「芋虫」「白昼夢」「踊る一寸法師」「パノラマ島奇談」「陰獣」の八作品収録。各作品について、「狂気」や「愛欲」といった言葉がキーワードのように思う。どの作中人物も「愛」を根底に「狂気」とも取れるような行動を取る。特に「人間椅子」「鏡地獄...続きを読む」「陰獣」の3作品はその傾向が特に強いように感じる。「人間椅子」は何度読んでも意外性のある結末を迎え、「鏡地獄」は鏡に魅入られた人間の壮絶な最期に戦慄し、「陰獣」はラストのどんでん返しで狂気性が明らかにされる。数多くある乱歩の傑作の中でも上位に位置する作品たちが収められ、何度読んでも面白い。
どの物語も、人間の執着心がキーになっている気がした。 執着して、こだわりがあって、譲れないものを抱えながら生きている人には惹かれるものがある。
人間の狂的行為、エログロなど江戸川乱歩が織り成す世界観がどストライクな1冊だった。 『人間椅子』の作中の書簡体形式が個人的に恐怖心を抱かせる良い書き方だな、と思った。
文ストとのコラボだったので買いました。やっぱり江戸川乱歩が好きだなぁ。「人間椅子」は本当に怖くて鳥肌がたった。
某漫画から江戸川乱歩に興味を持ち、かつ表紙買いという不純とも言える動機で購入。ホラーは苦手だから楽しめるか不安だったけど、先が気になって一気に読めた。(随時更新中) 【人間椅子】 タイトルを見てまず頭を過ぎったのが「人体が材料に使われてるってオチでは…??」という猟奇的な発想(完全に漫画の影響)。...続きを読むでも全然違った。今まで読んだことのある耽美的な作品は、好きか嫌いか(自分の性癖に合うか合わないか)が極端に区別されたけど、この作品は好き嫌い以前に単純に面白かった。前置き(ホテルでの話)が相乗効果となってじわじわと恐怖心を煽られる感覚があって、それが良かった。1通目の手紙(一番盛り上がる場面)で終わってても十分面白かったと思うけど、2通目の手紙の描写がまた別の恐怖心を芽生えさせてきて、新鮮だった。
鏡合わせの世界とは不思議に魅力的なものであるが、半円の鏡と半円の鏡を向かい合わせて球体の鏡を作ったとするならば、その玉の中心から見えるのはどのような景色だろうか。この物語は、そんな誰でも思いつくような、しかし決して実行することはないような想像を、実際に試してしまった人物についての物語であった。 人...続きを読むが発狂するまでを丁寧に追っていて、まるで隣で知り合いが狂っていくのを見ているようだった。と同時に、彼が思考実験の末にたどり着いたその世界はとても綺麗だろうなとも感じた。ついに球体鏡の中に入り、発狂した友のことを、「怪物の世界に足を踏み入れた」と表現しているところもよい。 そうして、人間ほどの大きさの玉が、ただ部屋の真ん中に、ごろりごろりと転がっていたのだ。 この物語は読んですぐよりも、読み終わってからのほうが後を引いている。球体の鏡の中に、入ってみたい…見てみたい…と、次第に強く思うのである。なぜだかとても美しいような気がするのである。このように己の思考の移りゆく様こそが、江戸川乱歩の書いた恐怖なのかもしれない。人ひとりを狂気にいたらしめる恐ろしさがあると、このように目撃しているのに…
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