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殺された鈴木の祖父で、名家の当主義麿が綴ったノートを託された浅見は、事件の核心に迫る記述に引き込まれていく。戦時中の阿武山古墳盗掘疑惑、考古学者同士の対立、新たな殺人――。さらなる悲劇を招いたのは、「鎌足の秘宝」なのか? 内田康夫の筆を継ぐ新人が、誰も予想しなかった結末に読者を誘う!
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Posted by ブクログ
「孤道」自体が、これまでの浅見ものとちょっと変わった印象を受けたが、その流れをちゃんと引き継いで、1本の作品として無理なく完成していると感じた。うまく前半の謎をまとめている。阿武山古墳の話とか、結構史実に基づいてるのがすごい
「孤道」の別作者による続編であり完結編 別な人でしたがそれほどの違和感なく浅見光彦は 活躍していました 違和感がゼロではないのですが・・・ 内田康夫よりは書き方が雑な感じはありましたが でもあの未完作品の続きをしっかり作ってくれたと思います そしてうまくまとめた感じはあります 過去の古墳騒動を日記か...続きを読むら知る浅見が 現在の事件を解決に導く感じはいつもの浅見光彦でした
内田康夫の遺作「孤道」完結プロジェクトにて、完結された浅見光彦シリーズ。これが、浅見光彦最後の作品となるのか・・ 内容は、前篇を踏まえた上での内容となるが、十分に読み応えがあり、最後の結末は意外な方向へと導かれます。 浅見光彦シリーズラストという事で、他の作品同様、映像化されることを期待しています...続きを読む。
完結編 内田康夫の前作を引き継ぎ、 矛盾なく、テイストもそのままで納得の続編。 金の香炉のありかのエピソードはほっこり 満足の後編でした
内容よりもこんな企画をするのか、続編を公募するなんてさすがは講談社と驚きました。こうなると内田さんはどういう結末を考えていたのか気になりました。本当に書きながら考えていて、決まってなかったのでしょうか?
内田康夫の浅見光彦シリーズでラストを飾る…とかはさておき、結構しっかり鎌足&阿武山古墳してて、執筆した和久井氏は調べて考えてるな~と思う 金の香炉は書紀や藤氏家伝が書かれた当時に目に見えるかたちで存在してて、藤原氏と天皇の関係がつよいことを主張するため記述もされた可能性があるかもしれない(仲麻呂の乱...続きを読むあたりでウヤムヤに紛失し、その後の歴史には出てこないとか…?)そうなら副葬はされないことになるので、鎌足の墓の証拠とはならないだろう
被害者の祖父が残したノートを託された光彦、読み進めていくうちにノートの内容に魅了されていく。そんな中、新たな殺人事件が。そして核心に迫ったとき肝心のノートが数冊盗まれていることに気づく。過去と現代が交錯してゆくなか、光彦の推理がさえわたる。「孤道」完結編募集プロジェクトに、100編を超える応募があっ...続きを読むたなか選ばれた作品。ただ、登場人物が多く、この人誰と思い読み返したところが数か所あった。内田先生が書かれた「孤道」から違和感なく読めたのには、単純に凄いと思いました。
真犯人はともかく、香炉や鎌足の遺体など古墳関連の落とし所が弱かったような気はするが、本作は別に歴史ミステリーや伝奇の類ではないから、こういうものなんだろう。 内田康夫氏は存命時点で自身の手による完結を断念し、新人公募企画に転じてでも話を終わらせる手段を取り、その結果として本作が生まれたが、そこに...続きを読む物語をすることへの責任感が感じられた。あれだけの大ベテランが自作を他人の手に委ねる決断をするのは相当難しいことだったのではないかと思う。 全く関係ないが、作者急逝で第2章から先が永遠に読めなくなったミステリー小説『殺人者の舞踏会(魔界百物語4)』(吉村達也)に未だに心を囚われている自分としては、作者逝去後も後腐れなく後継に手渡されたこのシリーズの読者が羨ましくて仕方ない。
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和久井清水
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