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黒部川扇状地、武蔵野台地、千葉・市原、熊本市……。三次元空間を時間とともに変化する四次元現象である地下水流動を可視化する水文学。地下水の容器としての不均質で複雑な地形と地質を解明した地下水学は、改めて環境問題に取り組む。地下水=共有財(コモンズ)を、単に資源としてではなく、文化・心理的な環境要因とみなし、自然と人間の幸福な関係を探究する。
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Posted by ブクログ
この著者は知らなかったが、地下水学における第一人者?的な研究者らしい。
これまでの長きにわたる研究の成果として、地下水のトレース(同位体とか温度とか…)、扇状地地形との関係、武蔵野の谷戸地形形成との関係、地下水保全と利用について等、あらゆる方面について示唆に富む内容であった。
岐阜、長良川扇状地において地下水や水循環のことを少しかんがえ始めると気になるようなことがちりばめられていたので有益だったし、読んでよかった。別の著書『扇状地の水循環』とかも読んでみようかという気になった。
ただし、ところどころ(大御所らしく)感情的になっていたり、ナルシスト風に語っていたり、にわかに社会科学寄りに走っているところがあったりするのは、いくら一般むけ書物であるとはいえちょっと鼻につく。
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